「ねえ、それさっきも聞いた…」
「またその話?何回目?」
身近な家族や同僚
友だち、ご年配の親御さんなど。
繰り返される話に
「聞いてられない…」と思ってしまうのは
実はよくあることなんです。
同じ話を繰り返す人は「リアクション」を求めている
実は、同じ話を繰り返す人には
まだ満たされていない気持ちがあります。
それは「もっと共感してほしい」
「わかってほしい」という感情の共有欲求。
たとえば
「昨日あんまり眠れなかったんだよね」
と話しかけたとき、
「ふーん」とだけ返されたら…
もう一度話したくなりませんか?
でも、
「そっか、それはしんどかったね」
と返されたら・・・
きっともう言わなくてもよくなるはず。
実際の体験からわかること
これは、私が高齢の母との会話で実感したことでもあります。
母は「昨日も眠れなかったの…」
と何度も繰り返し話してきます。
私が「そうなんだ」とだけ返すと
その話は何度でも続きます。
でも
「それはつらかったね」と言ってあげると、
「そうなの」で終わるんです。
つまり、大事なのは
「情報」よりも
「気持ちの受け止め方」
相手が求めているのは
わかってもらえた感覚なんですね。
イライラする前に
ちょっとだけ視点を変えてみて
同じ話をされると、つい
「また?」と思ってしまいますよね。
でも、それはあなたに気持ちを伝えたいという
サインなのかもしれません。
だからこそ、
「それは大変だったね」
「それ、悔しかったよね」
そんな風に一言添えるだけで
相手の気持ちはスッと落ち着くこともあります。
逆に、あなた自身が繰り返してしまうときは?
「私、また同じ話してるかも…」
と気づくこと、ありませんか?
そんなときは、自分でも気づかないうちに
「気持ちを分かってほしい」サインを
発しているのかもしれません。
「こんなに話しちゃって…」
と責める必要はありません。
まずは自分の気持ちに
自分で気づいてあげることが大切です。
共感は、心を落ち着かせる
スイッチになる
同じ話を繰り返すのは
単なる「くどさ」ではなく
満たされない気持ちのサインであることが多いのです。
ほんの少し、受け止め方を変えてみるだけで
会話の雰囲気も、人間関係のストレスもやわらぐかもしれません。
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