「自分の人生は自分で選ぶ」とはどういうことか? | 囚われの人生からの脱出!もっと自由に生きる心理学〜命のちから心理セラピー講座〜インナーチャイルドセラピー

囚われの人生からの脱出!もっと自由に生きる心理学〜命のちから心理セラピー講座〜インナーチャイルドセラピー

東京池袋の隠れ家的一軒家セラピールーム。公認心理師常駐。インナーチャイルドカードを使って心と対話をする技術を教える活動を通じて、多くの人が幼少期の体験の影響を無自覚に今も受けていると知りました。。それに気づいてもっと自由に生きられるようサポートしています。

 

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普段このブログに家族のことはあまり書かないのですが。

今日は長男のことを書きます。

 

子供が小さいうちならいざ知らず
中学生くらいになった時点で
子供たちにもプライバシーというものがあろうし、
親のブログにあれこれ書かれるのも嫌だろうからと敢えて書いてきませんでした。

でも長男はこの度大学を卒業し
就職も決まったので
ひとまず私の子育ても彼については終了です。
(あとまだ下にもう二人いますが)

なので、彼を育てる中で、私が母親として

学んだことを書き記しておこうと思います。


もちろん、本人から苦情が出ないように笑
プライバシーには配慮します。


彼は小さな頃から

親の言うことをよく聞くタイプではありませんでした。
 

むしろどちらかと言えば

ただ指示しただけでは
なかなかその通りにはしないところがありました。

でも、理解力がないとか、
反抗的だとかではないのです。

彼が動かない時は
どうしてそうするべきなのか?
そうすることにどんな意味があるのか?

が分からない時でした。

だからそれらが彼に分かるように
きちんと説明すれば
彼は驚く程素直に指示に従うこともありました。

 

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私がそれに気づいたのは、
彼が小学校2年生になってからでした。

 

 

 

だからそれまでは、随分頭ごなしに
「ああしろ、こうしろ」と指示しては
言うことを聞かないことに

手を焼いた時もありました。

自分が小さな頃から
親や先生に逆らうなどしたことがないタイプだったので随分戸惑ったものです。

 


私なりに悩んで困り果てて

いろいろと相談して、学んで
結局のところ

彼が納得するまできちんと説明すれば彼は決して

「きかんぼう」ではない。

自分でよく考える子なんだと理解したのです。

「親の関わり方次第で子供は変わる」

を身をもって経験した

私が子育てで学んだ最初のことでした。

 


その後も小学生の間くらいは

いろいろと手を焼くことも続きましたが
中学生になる頃には
そんなに手がかかることもなくなりました。

後で本人に聞いたところでは
「その頃から人からどう見られるか?」
ということを意識するようになったそうです。
 

まあ普通に思春期に突入したわけですね。

でもその後も

「ああやはり、基本的な質は変わっていないんだな」
と思うことが節目節目でありました。

例えば、勉強。


高校受験が近づいても

一向にしませんでした。

「一体どうするつもりなんだろう?」
と気を揉む一方で
「この子の」やる気スイッチは

外側にはついていないと知っていたので
無理にやらせようとは思いませんでした。

彼のやる気スイッチは
内側からしか押せないのです。


それがいつ入るのか?
私にはいつも見当も尽きませんでした。

だから受験や就職活動など、
大きなイベントの際には、私はハラハラしつつも
どこかで、開き直っている部分もありました。

どうせ私がヤキモキしたところで
彼のやる気スイッチが入るわけではないのです。

 

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そうは言っても最初のうちは何とかしようと躍起になったこともあります。

 

でもやがて

 

「この子は自分がやると決めたらやる子だ。
それまでは、私にできることは何もない。

 

やると決めた時に

サポートする準備を親は持っていることを伝えるだけでいい。」

という信頼感のようなものが
私の中に徐々に育ってゆきました。



今振り返ると結局彼は

どの大学に、いつ入るかも、いつ卒業するかも、
終活をする時期も全部自分で決めて、
その都度必要なサポートを親に頭を下げて頼み、
自分の納得の行く選択をし続けました。

そうやって

誰一人可能だとは思わなかった中で入りたい大学に入り

就きたい職に就きました。

人に勧められたからとか、
回りがみんなそうするからとか、
現実的にそれが妥当だからとか、
それが常識だからとか、
そういうものだからとか、
そういうことでは一度も動かなかった。

私はその都度
「そう来たか~」
「それはリスキーだな・・・」
と驚いたり

不安になったりしながらも、
 

彼のやる気スイッチが押された方向に向けて

求められた支援をしてきました。
 

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だって、私の不安や心配に負けてそれを拒んだらきっと後で後悔するに違いないと分かったから。

 


彼の

「自分の人生を選択する力」

を信頼することは


私が

「自分の不安や怖れに負けない力」

を育てることでもありました。

もし私が負けてしまったら、
きっと彼を押さえつけたくなったことでしょう。

それをしなくて済んで本当によかったと

今安堵しています。

ここまで来たらもう

彼はこれまで自分で悩んで、考えて、行動して来たことを
自信に変えることも出来るんじゃないかと思います。

だってこの不安症だった母が
「あなたはあなたのその内側の感覚に従って生きて行ってきっと大丈夫」
と信頼出来るようになったのだから。

 


本当の意味で

自分の足で歩きだす人生はこれから。
 

そしてその道のりは長い。

でもきっとこれからも、
彼は自分の人生を自分で選んで歩いてゆくのだと思います。



これが、最初の子供である長男を育てる中で
私が学ばせてもらったことです。

未熟な母ゆえに

彼も大変だったと思います。
 

そんな自分の子育てを悔やんだこともあります。

でも、今は、私も私なりに精一杯やったとも思えます。
 

24年かけて、ここまで歩いて来たんだなぁと

しみじみ振り返ると全てが愛おしいです。

今日も最後までお読みくださって

ありがとうございました。
 

 

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