このテーマは非常に多くのクライエントさんからお聴きします。
これは、人間に共通で備わっている性質でもあるので、別に異常なことではないと思います。
けれどもその程度があまりにも激しいと苦しいですよね。
現代は昔よりもそういったお悩みが増えていると思います。
一番の理由は「SNS」のせいでしょうね。
他人の生活があんなに垣間見えることは、20数年前にはなかったことです。
とは言え、昔と比べても仕方がありませんから、現代を生きる上で、人と比べて落ち込むときに思い出してほしいことを3つ書いてみます。

①SNSは基本的にいいことだけをみんな書いている
言うまでもないほど当たり前のことだとは思いますが、
SNSは基本的に「いいね」をおしてもらいやすいことをみんな意識的に書いている場です。
「いいね」以外のリアクションも可能にはなっていますが、
自分の不幸や、辛い話や、ネガティブなことなど、積極的にいつも書いている人は少数派でしょう。
私が開業した当時、
「同業者のSNSを見て焦る」という悩みをよく耳にしました。
でも私は思っていたんですよ。
「今日もお客様が来ませんでした」ってわざわざ書く人いないよね?と。
例えば1か月に3回しかお客さんが来なかったとしても、
「今日はお客様が見えました!」と3回投稿したら、人からみたら、
「あの人のところはしょっちゅうお客さんが来てる」という印象になります。
SNSっていいこと、特別なこと、素敵なこと、嬉しいことを書くものであって、
それ以外の平凡な日常はただ書かないだけなんだよね。

②誰かにできることは自分にもできるかもしれない
誰かと比べて落ち込んでしまうという個とは、
そこにはたいてい「羨ましい」という気持ちがあるでしょう。
羨ましいということは、自分にとってもそれが欲しいものであったり、なりたい姿であったりするわけですね。
そんな時は
「自分にもできるのではないか?」
という可能性を確かめてみましょう。
もちろん物理的に無理なこともあるでしょう。
(それは③で)
でも多くの場合、物理的に無理というよりは、最初から「私には無理」と思ってしまって行動すらしないのでは?
誰にでも最初の一歩があります。
あなたが今比べている相手にも、最初の一歩があったのです。
あなたもまずは最初の小さな一歩を踏み出してみるという選択はいかがですか?

③人はみんな同じではない
さて、最後は前の2つとはちょっと違って、根源的なお話になります。
ここが一番抵抗があるところかもしれませんが、これを理解すると、人と比べて落ち込むことが格段に少なくなります。
これはある意味で、②の真逆です。
どんなに羨ましくて
自分もそれを手に入れたいと望んで、それに向けて行動したとしても、自分には手に入らないということがあります。
それは生まれつきの身体や能力や、
後天的な病気や障害など、
自分にはどうしようもない、選択の余地の与えられないことの場合もあります。
そういった時は、こう考えてみましょう。
人間はみんな同じではありません。
ひとりひとり違います。
そういう意味では、あの人が持っているのに、
私には手に入らないものがあるのは、普通のことなのです。
どんなに欲しくても、手に入らないものもある、という点ではみんな同じかもしれません。
私たちは、自分の欲求のすべてを叶えられるわけではなく、今与えられているものでいかに自分らしく生きるか?
それを受け入れて生きることで、自分と言う人間の個性を完成させてゆく存在とも言えるでしょう。
そのように考えてみるといかがでしょうか?
それでもどうしても心が落ち着かないときは、それを得られないと考える時に、自分の心の奥底にどんな感情があるかに気づいて寄り添うことがカギになります。

以上、いかがだったでしょうか?
どれかひとつでも、人と比べて落ち込んでいるあなたのヒントになれば幸いです。
最後までお読みくださってありがとうございました。
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