新しいことを始めるのが怖い、という感覚。
よく聞きます。
怖いので、一歩踏み出せません、と。
確かに、「強い恐怖」は人を固めて動けなくする作用を持っていますので、さもありなん。
あ、それが「強い恐怖」なのであれば、です。
「強い恐怖」は過去のいずれかの体験とそれによって形成された信念や、記憶された体感覚に基づくことが多く、それを解決するには心理セラピーが役に立ちます。
ただ、今日は、
みんながみんなそのレベルの怖さではない、というお話をします。
それは「当たり前の怖さ」です。
あのね、何か新しいことを始めるときは
「怖くて当り前」なんですよ。
知ってましたか?
初めて自転車に乗ったときのこと、
思い出してください。
補助輪を外した自転車にまたがって
ヨロヨロと走り出したときの
あの心もとない感覚を。
怖くありませんでしたか?
私はすご〜く怖かったです(笑)
だから
「後ろつかんでてね。」
と親に頼んで
「離さないでね、離さないでね」
と繰り返しながら
こわごわヨロヨロ乗っていたのに、
ふと振り返ると
親が遠く離れたところで手を降っている。
!Σ(゚Д゚)
ぎゃー、嘘つき!
怖かったし、痛かった。
もう嫌だ、と思いました。
でも、自転車乗れるようになりたかった。
自転車に乗れる(快) > 怖い&痛い(不快)
となったんです。
だから勇気を奮って、
もう何度か練習しましたよ。
こわごわ、おっかなびっくり、ね。
それで乗れるようになりました、自転車。
改めて言いますね。
新しいことを始めるのが怖い。
当然です。
当り前です。
全く怖くなかったら
ちょっとどうかしてます!
(←怖くない人、いたらごめんね・笑)
怖くていいんですよ。
その怖さは当然のもので
感じて悪いことは何にもありません。
怖くなくなる日を待ってませんか?
いつか、怖くなくなったらやってみよう…。
そんな日は来ませんから。
快 > 不快
にさえなれば
こわごわ、おっかなびっくり、やってみましょう。
きっと、やれちゃいますよ。
ちなみに、
快 < 不快
の場合はやる気にならなくて
これまた当然。
当り前。
私にとって、スキーやスケートはこれね。
やる気にならないし、出来ません。
でもそれでいいんです。
スキー・スケートは私にとって、
怖い痛い思いしてまでやる魅力がないの。
人間はいつだって、今ある選択肢の中で自分にとって一番快適だと思う選択をしてるんです。
これを快感原則と呼びます。
だから動けない自分を責めるのじゃなく、
「動けないほど怖いのか?」
それとも
「こわごわ、おっかなびっくり、動いてみる余地があるのか?」
を見極めたらいいですね。
前者ならそんなに怖いなら動かなくていいよ、
と認めてあげましょ。
闇雲にお尻だけ叩くのは、自分虐待かも。
それでもやりたかったら
その「強い恐怖」と向き合ってあげましょう。
心理セラピストの助けを借りるのが近道かな。
後者なら、こわごわ、おっかなびっくり、動いてみましょ。
いずれにせよ、
「怖くなくなるのを待つ」のは時間の無駄ですよ。
それは、自宅に引きこもってるのに
白馬にまたがった王子様がピンポンとやって来るぐらいの確率ですから(笑)
今日も最後までお読みくださってありがとうございます。
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