明け方3時ごろ目覚める。
そこから軽い頭痛で6時まで眠れず。冷蔵庫の中の果物を少し食べて、鎮痛剤を飲んだものの、気持ち悪くて珍しく朝食抜き。
お天気も悪く、気分の落ち込みが激しい。
9時ごろ点滴スタート。プレドニンのはずだが、記載を忘れて、量は不明。
夜中に目が覚めて、自己嫌悪で1人で泣くことはあったけど、この日は看護師さんが点滴の準備をしてる途中から涙が止まらず。
気付いた看護師さんが、
看「悲しい気分になっちゃいましたか?」
私「治療してるのに全然良くならないし、体調は悪いし・・・」
咄嗟に答える。
耳以外の体調不良は入院して初めてで、思わず看護師さんに弱音を吐いてしまった。
本音ではあるけど、今から考えると気分の落ち込みもステロイドの影響かな?
この時の会話で、看護師さんに何と言って返してもらったのか記憶にない。
でも泣いてすっきりしたのか、その後、仮眠できた。
11時すぎに診察に呼ばれ、聴力検査。
今日は、もやーっとして健聴の左も聞こえずらいし、右は耳鳴りがすごいし、こんな日に検査受けたくない・・・けど、受けなくてはいけない。
結果は、内耳の値は入院時より良くなってきているそう。
ただし、入院時の内耳は測定不能の音域があったから、それがようやく測定できるまでになった程度なんだけど。
逆に退院後、「今日は絶好調!!聴力もきっとよくなってる!!」って張り切ってる日も聴力は変わらず。気合いや気持ちは関係ないみたい。←当たり前?
鼓膜は週末に休ませたから綺麗なので、今日の午後、鼓膜にステロイド注射します、とのこと。
今日は朝から頭痛で調子も悪く、悲観的になった、と伝えたところ、入院が長かったかな?と先生。でも当初の予定の範囲内。(2週間くらいと言われていた)
天気が関係してるのか、の問いには、そういうこともあるかも、と。
ステロイド点滴も11日目を迎えても思うような結果が出ないので、私自身は他の病気をちょっと疑っていた。
突発性難聴の原因に、聴神経腫瘍という病気がある。入院時に説明してもらった紙にも書いてあった。
その検査はMRIで病変があるかを調べる。
が、私は閉所が大の苦手!
過去にも検査がスタートして間も無く、ブザーを鳴らして中断させたこともあり。
あの穴ぐらに入って行く感じが、火葬場で棺桶が火葬される際、建物の奥に入って行くあの感じを想像してしまう。
ちなみに、検査中断後は、看護師さんがそばで私の片手を握ってくれたまま、検査再開。
誰かが側にいる安心感があって最後まで無事に受けられたけど、迷惑な患者である。
出来れば受けたくないんだけどここまで来たらやむを得ず、恐る恐る先生に、
「MRIは撮らなくていいでしょうか?」
「そのお話をしようと思っていました。明日の予定にしましょう」
しかもタイミングが空けば今日かも、と言われる。
えー!どっちかはっきりしてほしい!いつ呼ばれるかわからないのが一番イヤだな…と思いつつ、
「わかりました・・。
ちなみに、こちらのMRIはオープン型ですか?」
オープン型MRIとは、筒の奥が囲われていない開放的な機器で、横から見るとコの字の形っていうか、コの空間部分に人の体が入って行く感じ。
わかるかなー。
実は私自身、まだオープン型に出会ったことがない。
圧倒的に通常タイプが多いんだと思う。
医「いえ、通常の機器です」
私「そうですか、、閉所恐怖症なんですけど、がんばります」
と診察室を出た。
頭痛も治まり、昼食はペロッと食べられたけど、いつ呼び出されるか緊張の午後。
14時に診察に呼ばれたが、鼓膜のステロイド注射(3回目)だった。
15時ごろ病室に戻り、結局この日、MRI検査には呼ばれなかった。
16時前に安全委員という、タスキのようなものをかけた方が病室にいらした。
内容は、
点滴の際、手首に付けた患者識別用のバーコードを看護師が読んでいますか?という安全確認だった。
毎回ではないです、と答えると帰って行かれた。
成人してからの1週間以上の入院は初めてだけど、院内には色んな方が働いてるんだなって改めて思う。
医師、看護師はもちろん、患者のサポートをして下さる方や、福祉員、掃除の方、今回の安全委員。
お顔は見えないけれど、薬剤師や、栄養士、調理員。理学療法士や作業療法士、放射線技師やその他の技師などなど。
具合が悪い時、病院関係者の方々には感謝・感謝だった。
そうそう、2人部屋になったけどすっきり眠れてなくて、やはり睡眠不足は不調の原因でもあるかなと、この日、看護師さんに預かってもらっていた睡眠薬を初めて飲むことに。
昔はどこでも寝られるのが特技だったんだけど。
さて今夜は寝られるかなー。