男でもなく、女でもない? | 日本語教師小春が見た アメリカ

日本語教師小春が見た アメリカ

カリフォルニアの大学で日本語を教えている小春のブログ。アメリカでの日常を綴ります。


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カリフォルニアの大学で日本語を教えていると、良くも悪くも、「日本ではあり得ない」と思うことに多々遭遇します。

 

 

学生の性別もその一つ。

 

これは以前教えたことがある学生のお話。

 

 

この学生は元軍人で、日本語のクラスの前に柔道のクラスがあり、よく柔道着で汗を垂らしながらクラスに駆け込んできていました。そういうこともあって、イメージはどちらかというと、男臭い感じだったんです。

 

 

それが校内で久しぶりに見かけると、

えっポーン

 

 

フリフリのワンピースを着ている…。髪も肩まで伸ばし、むっちり/ぽっちゃりのフェミニン系の体型に。前からいつも一緒にいた彼女を自転車の後ろに乗せ、颯爽とペダルを漕いで去っていきました。

どーゆうこと滝汗

 

 

後で他の学生に聞いてみると、

「A君は女性になりたいそうです。でもレズビアンなので、恋愛対象は女性だそうです。」

だそうです。真顔

 

 

もはや、「ゲイ」とか「同性愛」などのカテゴリーでは説明できないレベル・・・。実際、キャンパスのLGBT(Lesibian, Gay, Bysexual, Transgender)サポートセンター(これがあること自体もすごいびっくり)も、多様化する学生の性に対応すべき、LGBTQ+センターと改名済みです。

 

 

【 Q + is for those who identify as queer or are questioning their sexual identity (Q+は自分のことをクイアと認識しているか、もしくは自己の性的指向が定まっていない人を指す。) 】

 

 

小春の理解している範囲では、

 

学生が、「男」、「女」等の社会的に強制される枠組みを拒否し、性のアイデンティティーを自ら主張できることが重要!

 

これを理解していることが、少なくともカリフォルニアで教える大学教員には求められてきているようです。

 

 

日本語教育はもちろん、こんな現状に追い付いていません。大学で一般的に使われている教科書でも、フェミニンな男性の絵があり「女みたいな男」などと学生に言わせる練習問題があったりします笑い泣き

 

 

ちなみに、日本ではどこかの議員が「LGBTは生産性がない」と口走って問題になったそうですね。そんな事をこちらの大学の教員が言ったら、まず確実にクビがとぶでしょうね・・・チーン

 

 

 こちらのサイトによると、LGBTQ+の若者は

 

 

6人に人の学生が自殺を考えたことがあり、

そうではない若者と比べると倍も高い人数が

自殺を試みたことがある

 

 

という悲しい数字も出ています。

 

 

アメリカには根強い差別がある一方、多様性を容認し、マイノリティーのサポートに奔走している人もたくさんいます。私がアメリカを嫌いになり切れず、今でもこうやってしがみついていられるのは、その一点に拠るところが大きい。

 

 

自分も微力ながら貢献したいと願い、一日本語教師として自分には何ができるのかを自問する毎日です。

 

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