「NHK大河ドラマは、現在の社会や政治を反映して構成されている」
 
とは、よく聞く言葉。
 
でも、大河ドラマは1年以上前に制作が発表されるので、よっぽど先を見通せるスタッフがいるか、あるいは占い師でもいなければ、これは無理な話です(笑)
 
実際のところは、絶賛放映中の大河ドラマを見て、それと現在の社会や政治との共通点を見出そうとする人がいる。そう捉えたほうが正解に近いのではないでしょうか。
 
 
いま放送中の「平清盛」は、日本でもトップレベルの「滅びの美学」を体現した平家のお話。
 
でも、平清盛を「日本史の人物」として意味を見出すなら、「初めて武家の政治をやった人」です。
 
だから、「平清盛」を「武家政治のさきがけ」として捉えても構わないはずなのですが、そのように見ている人は、あまりいません。
 
最終的には滅亡してしまう「敗者のドラマ」として見ている人が多いです。
 
これは、まさに今の社会が人々の目に、そのように映っているからなのだと思います。
 
先の総選挙で、歴史的な政権交代を果たした人たちが、次の総選挙は厳しいだろうと。そこが、華々しく出て、ぱっと散ってしまった平家と重なるのかな・・・・と見るのは、いささかやり過ぎでしょうかね(^^;
 
 
というわけで、今日はこちらのニュースからです。
 
 
【ニュース】2014年大河は岡田准一主演で『軍師官兵衛』
 
2014年の大河ドラマが誰になるか?は、6月頃に予想していました。
 
【再掲】MY「2014年 大河ドラマ」予想
http://ameblo.jp/gonchunagon/entry-11260241950.html

「島津義弘」という個人名こそ外しましたが、しぼり込み条件は「戦国/西日本/男主役」と当てましたぜ!(文中に「黒田官兵衛」の名前も挙げています)
 
これは、評価されてもいいと思うの(笑)
 
 
でもって、明智光秀というウワサは何だったんだろう・・・・という感じですね(^^;
 
【再掲】光秀のターン!(か?)
 

ともあれ、自分の周囲では「大河ドラマ枠そのもの」が危ういのではないか・・・・という声さえあったので、そこは安堵いたしました。
 
いつもは6月ごろに発表なのにねぇ。
ここまで引っ張ったのは、V6岡田クンのスケジュールが合わなかったんでしょうか・・・・
 
 
 
話を戻して、黒田官兵衛といえば、戦国時代の天才戦略家として知られている人物。
 
主君だった秀吉から警戒されたほどの、智謀と才能と野心とを併せ持った、中々にクセのある人物です。
 
そんな黒田官兵衛を主人公にする意味を、いま現在の風潮で見出すとするなら何だろう?
 
いまの日本社会が求めているのは、彼のような天才的な戦略家ということなのか?
それとも、世の中を引っ掻き回すようなクセのある個性ということなのか?
 
このニュースを見て、そんなことをぼんやり考えたときに、ワタクシがぱっと思いついたのは某大阪市長でした。
 
あくまで、現段階では・・・・ね。
 
これが放送時、どのようになっているのか。
そのあたりについても、大河ドラマ「軍師官兵衛」の始まりを、楽しみに待ちたいと思いますw
 
 
 
ともあれ、近年の戦国時代を扱ったドラマは「天地人」「江~姫たちの戦国」
ファンだった方には申し訳ないですが、ワタクシ的に「失敗作」「問題作」の類ばかりでした。
 
今度は是非とも、「葵徳川三代」や「加賀百万石物語」のように、骨太で汗臭い歴史ドラマを見て見たいものですねー。