そりゃ待てないよ。と店を出て、これまた近くのザめしやで仕方なくハンバーグ
定食を食ったが、すでに天丼の口になってしまっているので満足度は60%だ。
名神、北陸道と走り敦賀インターを出たのは23時頃だった。市内の上州屋に寄り、
エサのイシゴカイと仕掛けを仕入れ、道の駅若狭美浜はまびよりで休ませて貰う。
寝酒にはナッツをつまみに焼酎のロックを呑んだ。
少し飲み過ぎてしまい、目が覚めたのは7時過ぎだった。路面はまだ濡れて
いるが、夜半過ぎまで降っていた雨も上がり薄日が差している。
釣り場の松原海岸までは10分も掛からない。
波が少し有るが、凪ぐ予報なので準備をおっ始める。
砂浜から少し沖にある波消しブロックを積んだ離岸堤までパドリングして船外機
のエンジンを掛け沖に向かう。
ここの海は遠浅なので、岸か500メートルほど離れても水深は8メートル位だ。
パラシュートアンカーを入れ、仕掛けを投げ、ゆっくりと引くと竿先に海底を這う
錘の感触が伝わって来る。キスは砂地の釣り人がヨブと呼ぶ段差の所に溜まって
いて、錘が少し引っかる感じがする所がそのヨブだ。
ピクピクとアタリが出たので、リールを巻くと小さなキスが付いていだが、小さ
過ぎるのでこれはリリース。
潮の流れが速くてSUPがかなり流され、離岸堤に寄ったので、シーアンカーを
上げ場所を変え、再度、仕掛けを投げようとした時、異変に気づいた。どこか
らか、シューっと言う音が聞こえるのだ...
ん、エア漏れてる?
場所は特定出来ないが、明らかにSUPから空気が漏れている。
慌てて岸に戻るが、戻った時にはメインの気室がフニャフニャになっていた。
ヤバかった。名古屋の高齢男性SUPフィッシング中に空気漏れで遭難!なんて
ニュースになったら洒落にならない。
マヌケな事に原因は腰に差していたフィッシングナイフが何かの拍子に鞘から
抜け、気室に穴を空けたみたいだ。エサを大量に残したまま20分ほどで終了に
なってしまったが、大事にならず良かった。
道具を片付け敦賀のスーパー銭湯越の湯でさっぱりして、ヨーロッパ軒中央店に
やって来た。相変わらずの人気で、開店前から駐車場は結構埋まっている。
プハァ~、ノンアルビールで喉を潤す。
注文したのはカツ以外にミンチカツとエビフライの乗ったデラックス丼だ。
どれも同じ味だが、カツ3枚よりは飽きない。
カツ丼を食い終えて店を出たが、まだ12時半だ。
敦賀駅前のスパー平和堂を覗きに行くと、アオリイカと旨そうなキジハタが
売っていたので、キスの代わりに買って帰る事にした。アオリイカはまだ色素
胞が動き、体色が変わるほど新鮮だ。一杯2980円也
キジハタは小さいのが780円、大きいのが1200円だった。こんな美味い魚が
この値段で食える地元の人が羨ましい。
オレは今日ピンギス1匹を釣る為にどれほど散財した事か...
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