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今日の停泊地は阿蘇のわいた温泉にある豊礼の湯だ。
ここには過去2度行った事があるが、温泉が良い事はもちろん、温泉の
蒸気で調理が出来る地獄蒸しが出来る事、さらに車中泊(無料)が公認
されているので、キャンピングカー乗りには人気がある。
豊礼の湯に向かう前に少しだけ観光の真似事をしておこう。セツ子は行った
事が無いと言うので、定番の観光スポット阿蘇神社に連れて来た。
震災で大きな被害を受けた社殿は新しく建替えられていたが、楼門はまだ
シートに覆われ工事中だった。
お参りをして御朱印を頂いたが、早く元の姿に戻って欲しいものだ。
水基と呼ばれる湧き水で有名な横参道の商店街も、コロナの影響か以前
来た時に比べると、閉まった店が多く、観光客も少ない気がする。
気を取り直し、道の駅阿蘇に寄って土産物と食い物を仕入れたが、暫く
姿が見えなかったセツ子が何とか牧場の牛乳を使ったソフトクリームで、
手と口の周りをベタベタにして近寄って来たので、オレは他人の振りをした。
オレ達バイク乗りにとってはお馴染みの大観峰にも、岩手の山家の這い出しの
セツ子は行った事が無いので、冥途の土産に連れて行った。
オレはなだらかな丘陵が続くミルクロードの脇にアルコーバを停め、目の前に
広がるダイナミックな阿蘇カルデラのパノラマをセツ子に見せた。
セツ子、凄いだろ、ここから見える外輪山の内側は9万年前の噴火で出来た
カルデラなんだよ。その噴火の火砕流は海を越えて島原半島や山口県まで
達したらしいんだ。ほら、今あそこに見えてる街は大昔の噴火口の中にある
んだよ。
ああた、カルデラって何?美味しいの?
オレは以前バイク仲間から聞いた受け売りを披露したが、セツ子はあまり
興味が無い様子だ。
まぁ、いい。今日は阿蘇五岳の涅槃像もよく見える。オレの日頃の行いの
賜物に違いない。
212号で小国に戻り、豊礼の湯に着いたのは15時を少し回った頃だった。
まずは風呂だ。ここには1番高い1時間1500円の檜の露天風呂と、1000円の
露天岩風呂と内湯の借し切り風呂が有るのだが、
この季節は寒くない内湯がいい。受付を済ませ部屋の入口にある料金箱に
500円玉2枚を入れると
空の湯船に勢いよく、青み掛かった白濁色の源泉が注がれる。大きな風呂を
満たすのに5分と掛からない。
ああ、ええわ。温泉サイコー!
露天じゃなくても窓を開ければ、眼前には雄大な涌蓋山の景色が広がる。
すっかり温まったところで、地獄蒸しだ。蒸すのに使うステンレスのザルは
受付で貸して貰える。
今日蒸すのは昨日別府の市場で買って来た
何とか地鶏の腿肉に
殻付きのカキにソーセージ
定番の玉子だ。
玉子は8分、モモ肉は15分程と食材によって蒸し時間が違うので、釜は二つ使う。
赤いレバーを回すと蒸気が吹き出し辺りは湯気で真っ白になった。
はい、出来上がり!外は寒いのでアルコーバの中で食べる事にした。
いい具合の蒸し上がりだ。カキは何も付けないでもいい塩梅の塩味だ。
チキショー!ビールが進むぜ。
鶏肉はクレイジーソルトで
腹が一杯になったセツ子は先に寝てしまったが、オレはチャイナ製激安端末に
落として来たプライムビデオの映画を観ながら、ウイスキーのお湯割りをチビチビ
舐めていたが、
フレルがベッドでいい加減にしろって目で見るので、仕方なく寝る事にした。
明日は有明海を渡って長崎に入り、皿うどんでも食って雲仙の温泉に入って
みるか。
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