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色々と思うところは有ったのだが、極力人との接触を避け、出来る限りの
感染予防をする事で予定していた九州行きを決行した。阿蘇へは昨年の
夏にも行ったが、あまりに素晴らしかったので、再度訪ねる事にしたのだ。
今回は愛犬のジープとフレルも連れて行くので、乗船する船は大阪の泉大津
から出る阪九フェリーにした。関西圏から九州に行くフェリーはさんふらわあ、
名門大洋フェリーそして今回乗船する阪九フェリーの３便だが、犬を連れて
行くとなると、名門大洋フェリーは船にペットルームやケージ等の設備が無く、
下船まで車両甲板に止めた車で待たせる事になる。ご飯やトイレの世話もし
てやれないので却下、さんふらわは志布志航路のさつまは新造船でウィズ
ペットルームがあり、綺麗で快適だが、別府行きのこばるとは、ペットケージは
有るが、船がボロくて船旅の高揚感を味わえないので、これまた却下、結果
往復を阪九フェリーのスイートとし、中型ペットケージを2基予約した。お代は
片道50320円と中々だが、感染予防と考えれば致し方ない。
乗船する「ひびき」は泉大津港を17時30分発で新門司港へは翌朝6時に着く。
4月30日午後1時オレは嫁のセツ子とジープ、フレルをアルコーバに乗せ大阪へと
向かった。
途中東大阪のバイクディーラーに寄り、5月頭に納車になるバイクを引き取りに来た
時の為にヘルメットやウェア類を預け、昼飯と船の中で食べる食事を仕入れる為、
上本町の近鉄百貨店に寄った。船ではジープとフレルの世話の時以外は部屋から
出ず、レストランも大浴場も使わない積りだ。
15時過ぎ泉大津港に到着、乗船開始は16時15分と言う事なので、車の中で
遅い昼飯を食った。
メニューは本マグロぶつ切り丼と
カサゴの唐揚げだ。一杯やりたいところだが我慢、我慢。
いつも思うのだが、同じデパ地下でも大阪はレベルが高い。名古屋は松坂屋、
三越、高島屋とどこに行っても同じ様な店が入っていて詰まらない。さすが
食い倒れの街ってところだろうか。
16時15分乗船開始、本来同乗者のセツ子は下車しての乗船だが、犬2匹をケージに
連れて行かなければならないので、同乗乗船の許可を貰った。
ペットルームは5階の車両甲板から入ってすぐの場所にあった。上段が中型で下段が
大型犬用だ。ケージの中にはペットシートが敷かれており、消毒液やティッシュも用意
されていた。
5階の案内所でケージの南京錠を貰いジープは3番
フレルは4番に入って貰う。夜は22時まで朝は4時30分からなら、いつでも会いに
来る事が出来る。ジープ、フレル慣れない所で可愛そうだけど、父ちゃんすぐ会い
に来るからね。いい子にしてるんだよ。
オレ達に部屋は7階だ。
部屋は中々綺麗で、ちょっと良いビジネスホテルのツインルームってとこだろうか
トイレとバスが付いている。
先ずはシャワーを浴び、浴衣に着替えて一杯やろう。
定刻の17時30分に泉大津港を離れた船は波静かな大阪湾を進み、夕暮れの明石
海峡大橋の下をくぐった。
さあ、あとは酔っぱらって寝てれば明日の朝は新門司に連れてってくれる。フェリー
おみゃ～って奴は最高だぜ！
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