ベストシーズンに行く!
全食事付!
10日間のエジプト
1日目(12月7日 月)
3歳年上のSさんご夫婦が、いっしょに旅行に行きたいというお話があり、
エジプトに行ってみたいということになりました。
10月にトルコに行ってきたので、歴史関係がつながっていくことになりました。
なるべく安くて、全部まわれるツアーがいい!
結局選んだのは、朝早い出発で、ソウル乗り換え、ウズベキスタンのタシケントで
給油のため、途中降機して、トランジットが何時間もかかるものでした。
私たちの家にSさんたちがが前泊し、朝4時に成田に出発して、成田発9時20分
エジプトのカイロに着いたのは、(所要時間16時間に、トランジット4時間、時差7時間)
現地時間の夜9時30分です。家からまる一日かかりました。
カイロ空港からバス約1時間で、ギザにあるカタラクトリゾート ピラミッドホテルに移動
添乗員さんから、水の出が悪かったり、濁ったりすることもあります。事前連絡では
蚊取り線香持参、整腸剤のミヤリサンを買ってきてください。
歯磨きもミネラルウォーターでしてください。生野菜は食べない!果物もおなかを
冷やすのであまり食べない! 大変なエジプトに来てしまった!という感じです。
夫は気もち悪いと言ってシャワーも使いませんでした。
2日目(12月8日 火)
お隣のSさんの部屋から朝早くからシャワーの音がします。
朝は、きれいな水だったそうです。
ご主人は、6時前にノックしてきて、朝食に行きましょう!・・元気です。
我々は時差ボケです。
朝食会場は日本人のツアー客でいっぱいです。情報交換も盛んです。
太陽が昇ったばかりで、まだ外は肌寒いくらいです。
プールにはとても入れそうにありません。

カタラクト リゾート ピラミッド
《世界遺産 ギザの3大ピラミッド見学》
36名と、添乗員さん、現地ガイドのアフメッド(アフちゃん)に
ボデイガードのメマードさんが同乗しての観光の始まりです。
夕べは暗くて気が付きませんでしたが、ホテルはライフルを持った警察官
が何人もで警備しています。
年間130万人もの観光客が、世界中からやってくるそうです。
観光で成り立っている面もあるので警備は厳重です。
カイロ、ギザは信号機がありません。道路は車だらけです。
アフちゃん曰く。カイロは26時間渋滞しています。
信号機がないのは、人口8,000万人で、毎年180万人の人口が増えているので
少しくらい交通事故にあっても構わない?・・・本当かなー?
脇からもどんどん入り込んできて、怖いようです。
ロバの荷車もたくさん車と一緒に走っています。
道路脇はペットボトルやビニールゴミが散乱しています。
今まで行った中国、マレーシアも汚いと思いましたが
もっと強烈でした。
このゴミを片づけるのは至難の業です。
エジプト政府もあきらめているのかな?

ガイドのアフメッドさん(アフちゃん)はカイロ大学の人文学部日本語科から
大阪の大学で日本の歴史の勉強をし、防衛大臣だった小池百合子と、
教授がいっしょだそうです。小池百合子は、アラビア語がペラペラですって。
アフちゃんは日本語が上手です。私立の大学で講師もしているそうです。
35歳、独身、エジプトで結婚するには、家を用意し、お金もたくさん必要で
普通の人はなかなか結婚できないとか?男性ばかりが大変だそうです。
多い人で一カ月5万円くらい。一般に人たちは1万5千円位の収入しかないそうです。
日本で、勉強しているときには、日本の水にあたって下痢をしたとか?
水が合わないって本当ですね。
クフ王のピラミッドは一日300人限定の入場です。
カメラ、ビデオも持ち込み禁止です。
圧倒される大きさです。一つ一つの石の大きいこと!
どうやって、当時、石を運んで、作ったのか?
4,600年前の石造建築物で、吉村作治の説は墓ではない!
アフちゃんは、説と感想は自由と言って、墓だと思う・・・
まだまだ解明されていないピラミッドです。
ピラミッドの中に入っていくと、急な階段をずーっと一列になって
昇り続けます。だんだん暑くなってサウナ状態です。頭が石にぶつかります
帽子をかぶっていて良かったー。昇る人、降りる人、ピラミッドの中は大渋滞です。
警察官も観光客を相手にポーズをとらせて、写真を撮っています。
後で、右手の指3本を擦って、チップを要求しているように見えます
パロナマポイントから3つのピラミッドを眺めます。
雄大な景色です
添乗員さんからは、ラクダには危ないから乗らないでください
アフちゃんは僕が見るから大丈夫・・・・(アブちゃん稼がないと)
せっかくエジプトまできたのだから乗ってみました。
高い!落ちそうでした。でも踏ん張って大丈夫!1分くらいで写真を3枚くらい
撮ってもらって、5ドルでした。

スフィンクスはカフラー王の墓の守護のために作られたとか
顔はカフラー王、身体はライオン・・
あごひげは現在大英博物館に展示されている。


ツアー客36名の記念写真が1,000円でした。
パピルスのお店に立ち寄ります
本物のパピルスは、芸術です。
パピルスの繊維を圧縮して、並べて乾燥します
水に浸すともとに戻ってはがれてしまいます
偽物の10枚で1,000円で売っているものとは全然違います
偽物はバナナの木の皮から作られていて、折り目が着いてしまいます。
お店からハイビスカスのジュースがサービスでありました。
このドリンクが曲者でした。
《メンフィス・サッカラ・ダハシュール観光》
ギザjから南へ10キロ
ダハシュールにあるネフル王(クフ王の父親)のピライッドは
表面の化粧石がはがれて出現した石が赤いことから
赤のピラミッドと呼ばれています。
赤のピラミッドから遠くに屈折ピラミッドが見えます
屈折ピラミッドは建設途中に地盤沈下が起こったためピラミッドの角度を
変えて高さを低くし、石の量を減らして重さによる崩壊を防いだらしいです。
メンフィスの遺跡にはラムセス2世の巨大な像が横たわっています
顔の部分は保存状態が良いため、ファラオの威厳が感じられる堂々とした
人間の頭とライオンの身体を持つスフィンクスはギザのスフィンクスと
比べるとだいぶ小さいが、近くで見るとかなりの迫力がありました
あご髭や表情が良く分かります
大理石のスフィンクス
カーペット工場見学
小学生くらいの子どもたちが、細い指で器用にカーペットを織っています
アフちゃんも子供の時、織物の仕事をして家計を助けていたそうです

大きな絨毯は高くてとても買えません。
トルコの絨毯よりは少しはお安いかも?
小さなものがつながってありました。
値段交渉をして、Sさんと買いました。お買い得?だったかな?
お土産に最高です。

観光を終えて、カイロ発夜22:20、空路ルクソールに向かいます
カイロから南へ670Km離れたルクソール
飛行機で約1時間、寝台特急列車で約11時間、
ラクダで行くと3年かかる?距離です
ルクソールのホテルに着いたのはもう次の日の1時ごろです。
強行軍です。昨日の疲れも取れていないのにまた疲れが蓄積します
3日目(12月9日 水)
お隣の部屋のご主人Sさん、朝早く6時前にノックしてきました。「食事にいこう」
とても元気です
朝弱い私たちはやっと起きだし朝食会場へ ゆっくりと食事が出来ました。
《世界遺産 ルクソール西岸観光》
かつてこの都は「テーベ」という名で呼ばれ、中王国時代から新王国時代にかけて
首都として栄えた町ルクソール
滔々と流れるナイル川を渡り西岸へ
夕日の沈む西岸は「ネクロポリス(死者の町)」で盗掘を防ぐため奥深い谷に
安眠の地のお墓と作ったのです。
ツタンカーメンが眠るお墓で有名な王家の谷
ここも、カメラは禁止です。絵はがき売りがたくさんいます。一つ1ドルで買いました
東岸からロバでのツアー客
第18王朝トトメス1世から新王国時代の歴代ファラオが埋葬されており、
ラムセス6世、セティ1世、トトメス3世など、約61基の墓があり、
内部は、色鮮やかな壁画がたくさんみられます
ツタンカーメンの墓は、ラムセス3世の墓を掘っ土の下にあったため
つい最近まで、盗掘されずにきれいなままの状態で見つかったため
有名になりました。ツタンカーメンはまだ若い19歳ぐらいの王で
玄室の棺にはツタンカーメンのミイラがありました。

山から取れる大理石のお店に立ち寄ります
石の置物や、ネックレスなどがあり、削って作るところを
水パイプを吸いながら実演してくれました。

ハトシュプスト女王葬祭殿
岩壁の傾斜を利用して作られた3階建ての葬祭殿で、古代エジプト建築で
壁面には交易の様子や神々のレリーフが残されている。
ハトシュプストはエジプトで初めての女王で、威厳を付けるため
あご髭が付いている。父親はトトメス1世
ハトちゃんの葬祭殿

日本からの卒業旅行の女の子3人とお話をしてパンを1本頂く。
パンは6本入りで、1エジプトポンド(17円)で、物価はかなり安い!
ナイル川はフェリーで渡りここまで自転車で来たそうです。
冒険旅行も3人なら心強いかも!

西岸遺跡の入口に建つ2体のアメンテプ像(高さ21m)
夜明けにキーンと音を立てることから、ギリシャ神話で
母を慕って泣いたエチオピアの王の名から「メムノン」と名がついたそうです
メムノンの巨像
昼食のミートタジンを食べてからルクソール東岸へ
日の昇る東岸は「生者の町」と呼ばれ町としての機能は東岸です
ここからはオプショナツツアーです。わたしたち4人だけが参加希望なしでしたが
結局、ホテルに戻る時間がカルナックに寄ってから、添乗員さんが戻るまで
バスに残っているはめになりそうで、一人8千円払って全員参加になりました。
アフちゃん、とても、機嫌が良い感じです。
カルナック神殿はアメン大神殿を見学。約30haもある広大な面積で
歩いてみて回るのも時間がかかります。
エジプト最大級の神殿 カルナック神殿
アフちゃんの解説を聞いて回ります

巨大な柱の森、大列柱は、134本もあるそうな
一本の柱の太いこと・・作って持ち上げるのに土の山を作って立てていったそうな
今ならクレーンで持ち上げればすぐですが、3500年も前の人は偉かった!

柱の大きさを実感!
日が暮れる頃にルクソール神殿へ
明るいうちに写真を撮って、それから解説の始まりです
ルクソール神殿
ライトアップされて綺麗です
ルクソール神殿
ルクソール神殿の観光を終えて、ホテルに戻り一服
1時間後に集合して、今度は宝石屋さんへ
熱心に勧めてくれますが買う気もなく時間がたつのが長く感じます。
もう疲れがピークなのです。昨日のピラミッドでの筋肉痛で脚も腕も痛いし・・・・
やっと、エジプトの中華料理をホテルレストランでありつけました
やっと、食べなれた味が出てきておいしかったなー・・・・
ビールはホテルなので350mlで7ドル(630円)もします。
イスラム教の国なので、ホテルしかアルコールは売っていません。
今晩はゆっくりと寝ることにします。

















