知人から「好きだと思う」と
すすめられて読み始めた小説が
まさにズバリ好みで！！
面白いので紹介します。
有吉佐和子さんの『仮縫』
久しぶりに小説を読んでます。
もともと小説は大好きで、女の出世とか
のし上がるとか、家督相続とかドロドロした
テーマが好きだったことを思い出しました笑
元情報誌の編集者。
ライティングコーチ、徳光ゆみこです。
自分のサービスを人に伝えるのが苦手な個人事業主の方へライティングサポートを提供しています。
夫と食いしん坊な柴犬長寿丸（もうすぐ10才）と東京で暮らしています。
有吉さんの〝悪い女〟の話は
学生の時に読んだこの話が強烈で。。
以来、何度か読んでいます。
確かドラマにもなったわね。。
なんかね松本清張さんの『黒革の手帖』と
似た世界です。
この映画ものし上がるギラギラ系。
神田の神保町シアターで以前観たな〜笑
成瀬巳喜男監督の生まれたかどうかって頃の
白黒映画。
これらは銀座の女の話だけど
読み始めたばかりの『仮縫』は
オートクチュールの話です。
洋裁学校！！というのも時代だな〜
なんですが、日本の話なんだけど
パリのブランドのアトリエみたいな描写や
ハイクラス？今でいう富裕層のマダムの
暮らしぶりなんかが出てきて楽しめます。
母方に洋装店をやっていた
伯母がいるのですが、
子どもの頃、アトリエに行くと大きな
磁石があったんです。布地と砂鉄を集める
磁石が不釣り合いで疑問だったんだけど。。
落ちた待ち針を磁石で拾うという
エピソードが書いてあって。。
何十年も前の疑問が解消しました〜
ってすっかり忘れていたんだけど
ポーンとその一行が目に飛び込んできて
わかったんだけど
要所要所に再開発の前の
昭和の街並みが描写されてて
それも新鮮に読めるんですが
今はなき森英恵さんが解説を書いてたり
全編丸ごと、どこを読んでも面白いんですよー。
自分で栄光をつかもうとする女たちの
やりとりといい、身づくろいの部分は
小ぎれいでいようって身が引き締まる。
３連休、おひまがあったら読んでみて。
野心のある女はカッコええわ〜笑
休日にこちらもおすすめ！！
山崎豊子先生
宮尾登美子先生
文豪、谷崎潤一郎先生
ではでは〜。
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