岡山へ。(1)(とりあえずテキスト版) | Gomarz Blog Life

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盆栽を育むような、楽しみ。(^^

 今日と明日、倉敷方面に行ってきます。
何気なくサイトで水島臨海鉄道のカレンダー写真応募の記事を見、3年前に出張で出向いて

いたときに撮影した貨物列車の写真を応募したところ、これが採用となり、今日10月2日、

同鉄道会社の鉄道の日イベントでの授賞式に参加させていただくことになった。
 コロナ禍にあって、なかなか列車で遠出する機会もなくなり、今日の岡山行きは、

自身ひさしぶりの遠出である。
休日を調整し、今日日曜日と明日月曜日の2日間で行く予定とした。
岡山行きにあたって、いろんな事前準備もした。
往復のルートはどうしようか、宿泊はどこで、現地での撮影は何をどこで、などなど、時刻表や

ネットを血眼にしながら今日の日を迎えた。
そして私が列車旅をするときのブログ記事書き用のノートパソコンもひさしぶりに持ち出してきて、

今朝の始発列車である御坊駅5:11発の列車に乗って1人座席に座った瞬間にカバンから

取り出してこの文言を書き始めています。
 和歌山駅から後の時間は、しばらく混雑のためこういった作業が難しくなるはずなので。(^^;
今回、私がチョイスした移動手段は、JRが企画した「秋の乗り放題パス」という、いわば

青春18きっぷの秋版といったものを使ってる。
 青春「18」を3倍以上も超過してしまった私だが、ケチケチな旅のスタイルはずっと変わって

いないようである。
乗車できる列車が限られてしまうため、午前中に倉敷に到着するには、

この始発列車に乗らざるを得ない。
今日・明日は天候が良いことが予報されているのが何よりだが、列車ダイヤの

乱れなどないよう願っている。
 と、ここまで書いて列車は湯浅・藤波あたり。

夜明けが遅くなってきたこの頃だが、あたりの空は白みを帯びてきた。
このあと、和歌山で阪和線快速に乗り換え、大阪で新快速に乗り換え一気に相生へ、

そして岡山乗り換えで倉敷に昼前到着の予定である。

乗り継ぐ駅での乗り換え時間もほんとうにギリギリといった感じで予定を組んでいる。
 このあとの列車はおそらく混み合うため、ノートパソコンを出して記事書きすることは難しいと思う。
せめて着座移動できますように、とあさましい思いに更けながら、一旦記事書きを終え、

文庫本読みにギアチェンジしようと思う。

 ・・・と、次にパソコンを開いたのが姫路駅。
日曜日朝の列車だったこともあったのか、おかげさまで阪和線紀州路快速も、

大阪から乗り換えた新快速列車も着座確保することができた。
12両編成のうち後ろ4両を切り離す姫路駅に到着すると乗客数もぐっと減り、

私も大阪駅からずっと座っている
 車端のボックス席にひとり占有できるまでとなった。
と、いうことで読んでいた喜多嶋隆の単行本のページを折ってかばんに仕舞い、

かわりにノートパソコンを取り出し再びキーボードを打ち始めた。
 列車は、赤穂線経由の播州赤穂行き。
最新、225系電車の、現在乗っている車両は「クモハ225-109」。

モーター搭載の車端の席。
それでも静かさを感じながら乗車できているというのはすごいと感じる。
途中の相生駅で山陽本線の岡山行き列車に乗り換えないといけないのだが、

車窓の天候も良く、倉敷での予定がなければこのまま終点まで乗って行きたいとも感じてしまう。
姫路駅からは各駅停車となるこの列車だが、もうすぐ乗り換え駅である相生駅が

近づいてきたため、ふたたびパソコンをかばんに入れることにする。

 相生駅で乗り換えた岡山行きは、黄色い車体の115系電車。
列車を乗り換えた乗客数は多かったのだが、それでも4両編成の座席数を

半分埋めることができないじくらいの乗車率。
国鉄時代に製造された近郊型電車なのだが、座席は簡易型リクライニングシートに

置き換えられていて、着座した車両はモーター付きの「モハ114-1150」。

先の新快速列車よりは車内の騒音振動は大きいが、古い車両の頑張って走っている感は、

むしろ古い人間である私には心地よくさえ感じてしまっている。
 京阪神地区とはガラッと変わってしまい、山間の田園に沿って走る山陽本線の

車窓の景色を楽しみながら、少しづつ言葉を選んでキーボードをたたく。
ここまでは、自分の旅スタイルである普通列車に乗っての読書と車窓風景と

ブログ記事書きをミックスした行程をほんとうに順調に楽しめている。
 

 毎年夏季に行なう、私が住む地域の清掃活動が順延のため今日になって、

本来は出席しなくてはならなかったのだが、倉敷でのイベント出席の予定を優先させてもらい、

清掃活動は相方が出席してくれることとなった。
現在時刻は9:57。今頃、初秋とはいえ陽射しきつくまだ暑い中、

清掃活動に参加してくれている相方には大感謝である。
 

 山間部が少し開け、住宅の数が少しづつ多くなってきた。
ノートパソコンのバッテリ残量が50%近くになってきた。
今夜は、倉敷市内のホテルに宿泊し、またパソコンのバッテリも充電できる予定なのだが、

今日のイベントをもう少し記事書きしたいと思っているので、

このあたりでまた電源を落とすことにします。

 列車は、駅を停車するたびに混雑しながら、終着、岡山駅を目指す。
・・・と、ここからは、昼間の水島臨海鉄道のイベントを終え、もう、18時すぎの

播州赤穂行きの117系ローカル電車の中でパソコンをつけた。
 

 岡山駅からは、2分で接続の伯備線ローカルに乗って倉敷駅へ。

さすがに日曜昼間の岡山発着の列車は車内が混雑し、今日はじめての立席移動となった。
が、乗車時間はわずか。

すぐに倉敷駅に到着し、乗り継ぎである水島臨海鉄道、倉敷市駅に向かう。
 駅で、今日の「鉄道の日」イベント用のフリー乗車券と貨物駅入場券のセットを購入する。
窓口の隣室では、今年のカレンダー写真を応募した作品の写真が展示されていて、

私が3年前撮影し応募した貨物列車の写真もその隅に貼られていた。
 3年前の出張の際は車移動だったので、水島臨海鉄道を乗車するのははじめて。
穏やかな晴天と、記念列車が走る今日の沿線には、たくさんの

撮影愛好家さんたちの姿で賑わっていた。
倉敷貨物駅に到着し、いつもは乗務員さん用の乗降口であろう狭い踏み段から下車し、

会場である貨物駅建屋に向け歩く。
ちょうど、保存車両であるキハ20型単行での構内乗車体験が行われており、

懐かしく元気なキハのエンジン音を響かせて眼前をゆっくり移動していた。
イベント中、倉敷市駅を往復してきた、国鉄型ディーゼル車の4両編成が貨物駅に戻ってきて、

転線してキハ20の隣の線路に停車。

並んだ車両に向け、私を含めたくさんの鉄道ファンがカメラを向け撮影を楽しんでいた。
イベント会場でまずは採用してもらったカレンダーを1冊購入し、あとは昼食代わりの

やきそばを購入しキハの前のテーブルに陣取ってササっと胃袋にしまいこんだ。
 そうそうしているうちに、受賞式典の準備アナウンスが入り、私もその場に。
今回の受賞によって私ははじめて水島臨海鉄道が水島「市営」であることを知り少し驚いた。
そして今日の授賞式にはその鉄道経営社長でもある水島市市長がこの場に赴き、

私たちに賞状と副賞を手渡ししてくれた。
授賞式が終わり、イベントは国鉄型車両を5両つないで構内を往復するイベントに移っていた。
そんな編成が動いているのを横目に、私は以後の行動目標を遂行すべく、

水島貨物駅14:45発の列車に乗り、再び倉敷駅に戻り、そして伯備線のローカル列車に

乗り換えて豪渓駅に向かった。
 3年前に出張で訪れた際、伯備線の列車をここ豪渓駅に近い、国道沿線で撮影していたことから、

今回もここで貨物列車や、国鉄色となった381系特急「やくも」の撮影に臨もう、

と計画を立てていた。
 駅からもそう遠くない場所で、手軽に編成や流し撮りを楽しめるかと思ったが、

まだ暑さ残る西日が照る撮影地は列車の待ち時間がちょっと辛かった。
 約1時間の滞在で、上下貨物列車や特急やくも、そしてローカル電車などの撮影を楽しむ。
下り貨物列車を撮影し終わったところで、駅に戻る準備をして帰路の列車に乗るべく

豪渓駅を目指し歩き出した。
歩き出してふと、もうすぐ、乗る予定のひとつ前の列車がやってくることに気付いた。
駅までは少し距離がある。さて、まにあうか!?と思いながら、少し速足で駅を目指すことに。
駅まで数百メートルくらいまで来たところだったろうか?近くの踏切が鳴り出した。
さぁ、間に合う?間に合わない???とりあえず残り駅まで、重いカメラ機材と受賞副賞の入った

紙袋を暴れさせながら駅まで走った。
駅前につくともう、列車はすでにホームに到着していた。
ゼーゼー言いながらも力を振り絞って走り、車両扉が開くようになってようやく私は

駅舎に飛び込み、乗車客の最後で列車に乗ることができた。

反対側のホームに到着する列車だったら、跨線橋を渡るヒマは無かったほどのきわどさ。
列車に乗り込んでボックスシートに体を沈み込ませた私は、着けていたマスクのせいもあって

しばらく呼吸困難のような放心状態に陥ってしまった。(^^;
 1つ早い列車に乗ったことで、倉敷駅で乗り換えるべき、117系電車で運転されている

目的の播州赤穂行き列車までは時間の余裕ができた。
一考し、山陽本線下り列車に乗り換え、新倉敷駅まで行って、折り返し目的の列車に

乗り込むことにした。
思惑どおり新倉敷駅で下車し、駅外には出ずに反対側ホームに向かい、岡山方面行き

列車を2本ほど見送りながら自販機で飲茶休憩をとって、やってきた117系の

播州赤穂行き列車に乗り込んだ。
 日曜日の夕方で車内は混んでいると思っていたが、簡易リクライニングシートの

2人掛け座席にはひとりちょっとが着座するくらいの乗車率で、私も難なく4両目、

クハ116-17の海側に着座することができた。
岡山駅の乗客入替でも混雑はほぼ変化がなく、私はようやく、ノートパソコンを取り出し、

昼前の岡山到着から、現在、播州赤穂へ向かう117系電車に乗って夜の山陽路を

楽しみながらキーボードを打つことを再開したのである。
そして列車はもう、次が終着、播州赤穂駅。

折り返し列車に乗るのでここらへんでまたパソコン閉じます。

 列車は播州赤穂駅に到着し、乗客のほとんどは姫路方面に行く列車へと乗り継いでいった。
乗ってきた編成は少しの間このホームに停車し、また岡山へ向けての列車となる。
それまでの時間、今夜はこの駅で私の列車・編成撮影タイム。
・・・とはいえ、もう光量も無い時間帯。編成を隈なく綺麗に撮影、というわけにはいかない。
シャッタースピードを稼げない、手持ち撮影の限界にいどみながら、自分の心拍と手元の

震えの合間を縫ってシャッターを押していった。
真剣な恰好で、真っ黒な117系の「顔」を撮るおじさんは、傍目とっても滑稽に見えてた、

と、我ながら自嘲してさえいた。
そんな撮影時間もあっという間に経過し、折り返し岡山行きの発車時間となった。
その少し前に到着した、姫路方面からの列車からの乗継客も少なく、往路と同じ

車両に座った私は、播州赤穂駅を出発してすぐ、またキーボードに向かっている。
 今日1日のうち、数時間をテキスト打ちで費やした我がノートパソコンのバッテリーも

そろそろその容量が尽きそう。
播州赤穂駅出発時点で、残り7%、という表示が出てしまっている。
あとは終点岡山駅まで、コンデジでの車内撮影など楽しみながら、「乗り鉄」の余韻に浸ろう、

と思っていたが、ここに来てコンデジのバッテリーも尽きたようで、カメラの電源を入れても、

背面液晶にすぐ、大きな赤い電池マークが点灯し、レンズが本体に引っ込んでしまう。
まるで「明日までゆっくり休ませて」と言っているようだ。
キーボードをたたきながら、このパソコンの電源が落ちてしまうのもツライので、

このへんでまたテキストを上書き保存して電源を落すことにします。。。

 列車は無事岡山に到着。

回送列車として出発していく姿までを見送って、次に乗る山陽本線糸崎行きの列車を待つ。
乗り換えのその列車は昼間の列車ではあまり見られない、7両編成での運転だが、

それでもホームにはたくさんの客が並んでいる。
日曜の終列車に近い時間帯の帰宅列車として、その需要に見合った車両編成を

用意してくれているのだろう。
私はその前のほうに並んでいたのだが、列車到着時に車内に乗り込む際の「椅子取りゲーム」

には参加せず、ちょうど並んだ車両が前3両、後ろ4両編成が連結された

運転席がついた車両同士が並ぶ場所だったので、運転席小窓の後ろに立ち、

その古くて、しかし機能的な運転席の様子を眺めながら、倉敷駅まで立って過ごした。

 今夜は倉敷駅前の「倉敷ステーションホテル」に宿泊。
もう遅い時間だが、シャワーを浴びてパソコンとスマホ、そしてコンデジの充電準備が済んだところで、
また、ここまでの記事を書いて、今夜は眠ることにします。

では、おやすみなさい。(^^

                       2022.10.2 23:08 倉敷ステーションホテルにて。