「男の子?女の子?どっちがほしいの?」 私の問いかけに、主人はしばらく考えて
いた。「どちらでもいいけどできれば女の子。」私と同じ意見だ。でも本当は、元気
で生まれてきてくれるならどちらでもいいという事は当然の事。それを願うばかりで
ある。
妊娠5,6ヶ月になるとお腹の赤ちゃんの性別も分かるらしい。しかし私は、生まれ
てくる時までの楽しみにとっておきたいと思い、あえて性別を聞かない事にした。私
にとっては、子どもが無事元気で生まれてきてくれる事の方が大切なのだから。主人
も私も、目の病気をもっているからこそ、子どもにはそんな不自由な思いはさせたく
ないと考えてしまう。
親戚のおばちゃんや周りの人たちからは、「お腹が前に突き出してきてるから男の子
かなぁ?」などと言われ、「そうなのかなぁ、でもわかんないよ。」などと言ってい
た。
妊娠4ヶ月の頃だったろうか。主人と子どもの名前について話していた。主人は、以
前からもし自分に男の子が生まれたらつけたい名前があった。
歴史上の人物の名前からとっているのだけど
剣の達人で 、リーダーシップがあり強い男という意味が込められている。それなら私は、女の子
の名前を考えておこう。名前の途中か最後に「な」がつく名前がいいなと思い、いろ
いろ考えた結果少々漢字にこだわった古風な名前を思いついた。
子どもの名前をひとつづつ考えて、お互いそれが気に入ってかその後あれこれ悩まず
にすんだ。さて、男の子と女の子どちらが生まれてくるのかなぁ?
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