スポーツクラブにおける課題の1つとして、コロナ禍に入る前からずっと囁かれていた、会費使い放題の限界という現実。
2年前からコロナ禍に入り、より厳しい現実に直面していると感じる昨今、各社にて少しずつ有料化へとシステム変更がなされている様子。
かねてから、スポーツクラブにおいて有料クラスは存在するが、それは高いスキルとバックグラウンドを持つ指導者により、時間も存分に提供する特別なものであった。
今までは会費内に含まれたマシーンやプールやお風呂と同じように在籍していれば誰でも参加できるものだったスタジオやプールのグループエクササイズ。
ただ、同じサービス業でも、参加してくれる人を増やすことだけでなく、お金を落としてくれる人を増やすということは中々厳しい現実かと思う。
PTは最初から知識提供と目的達成のサポートを仕事としておりフルコミッションを覚悟してスタートしているが、IRは参加者を楽しませて笑顔で帰してまた来て頂くのが仕事で、固定の時間フィーと交通費で契約している。
そして、そんなクラブに用意された枠を担当するIRは、それが会員の日常生活の中での運動習慣化→在籍継続→退会阻止率に繋がる役割を果たしていた。
ただ、会員側はすっかり無料(会費含)に慣れているし、有料化になって今までの有り難みも感じるであろう。
ただ、有料化になってしまうと殆どサークルと変わらなくも感じてしまう。
5年後10年後を見据えた運営、何が正しいのか。
スポーツクラブでも美容でも最近思うことがある。
若い子をどれだけ呼び込めるか?
今の若い世代は、意外と効果先行型だと思う。
だから、ピラティスや加圧にはお金をかける。
ヨガはストレッチの代わりになるからやる。
美容でもエステよりクリニックを選ぶのは、確実な結果を求めるから。