3月14日は退院1ヵ月記念日でした。
この日は仕事をしながらサラッと過ぎ去りましたが、体には大きな変化があってちょっと戸惑い気味。

13日に、退院して2度目の外来がありました。尿検査、血液検査をして、内診・エコー。尿にはタンパクと白血球数が多めと出ていましたが、出血が続いているからだろうとのこと。

エコーで見ると、膀胱も残尿は普通の人と変わらないくらいになっているようだし、術後からずっとお腹の中にある血腫も2センチくらいまで小さくなっているし、問題ないね、ということでした。

で、ここのところずっと気になっていることがあって、この日は思い切って聞いてみたのです。実は、わりと普通に歩けるようになってきてから、下腹部にチクチクと痛みを感じるようになってきていたのです。


下腹部の傷の部分は、術後数日経った時に「自然に取れるまで貼っておいてね」と若先生に肌色のテープを貼ってもらっていました。

それは幅1センチくらい、長さ3センチくらいに切った物を傷に直角に交わるように(線路にかかる枕木のように)、恥骨あたりから上へ、おへその横、ドレーン跡まで10枚くらいあったのですが、下から3枚目と4枚目の間くらいに少しすき間が空いていて、そこから覗く傷の縫合部分から白っぽくて固い糸の先端のようなものが1ミリか2ミリほど飛び出していたのですよね。

その糸の先端のようなものが、ショーツの繊維に引っかかって歩く度に引き攣れて痛くて、歩いているうちにお腹を守ろうと前屈みになってしまうので腰が痛くていたくて、、、という状態でした。

傷から飛び出しているものをよく見ようと思っても、下腹部の下の方は眼鏡でもよく見えないし、誰かに見てもらうのもどうかと思うし、もしそれが傷口を縫った糸だったら何かの弾みにほどけたらどうしようと心配になる一方(そんなことはありえないって?)、術後に生えてきたただの毛(しかも白色!!)だったら恥ずかしいことこの上ないし、先生に聞こうか聞くまいか、随分悩みました。

で、内診台に上がる前に「先生、傷跡から縫った糸が出て来ることってありますか?何かチクチクしたものが出て洋服の繊維に引っかかる気がするんです」とそれとなくぼんやりと言ってみました。

そうしたら、内診の後に傷を見て下さって、若先生が随分前に貼ってくれたテープをべりべりと一つ残らず剥がされ(くっついていたカサブタまで一緒に!!)、きゃ~やめて~と叫ぶ間もなく手術の傷が全部あらわになりました。思ったより綺麗でした。でも、盛り上がりが出て来たりするのはこれからなのですよね!?

私、毛だか糸だかわからない、このツンツンしたのが気になるんです!とは、やはり勇気がなくて言えず、なんか引っかかるんですよね~なんて言っていると、先生ったら、このへんのカサブタかな?なんて言って、傷が綺麗になるテープを処方しておくから貼っておくといいよと、ドレニゾンテープ4μg/㎠を出して下さいました。

帰宅してすぐに、ながいことテープが貼りっぱなしになっていた下腹部を湿らせた布で拭いて綺麗にしてからドレニゾンテープを細長く切って傷に貼ってみました。

前屈みの状態で貼ったら、体を真っすぐにした時にひきつれると思って、なるべく体を丸めないようにして貼ってみたら、なんだかテープが貼った傷や皮膚ごとシワシワになっちゃいました。正しい貼り方ってどうするのだろう。。。

ねっとで調べてみたけど、ケロイドに貼っている人の記事はあっても、細長い手術跡に上手に貼る方法は見つかりませんでした。。。

で、ドレニゾンテープのおなかで初めての外出をしたら、、、えらいものですねぇ、貼ってあるテープがちょっと変わるだけで傷の感じ方が全然違うのです。引っ張れる違和感があって、お腹の傷が開くんじゃないかという思いを持ってしまうようなお腹の不安定感でずっと下腹部を押さえていました。

おまけにこの日は少しお腹に力を入れるお仕事があって、久しぶりに傷跡の痛み復活。そうすると、その後はもたれた椅子から体を起こすのも痛み、体の体勢を変えるのにも痛み、少し回復から後退してしまったかな、、、という感じ。やっぱりまだ無理をしてはいけませんな。

幸いこれから1週間はお仕事のんびり週間。のんびりゆっくり体のことを考えながら過ごしたいと思います。