増血剤を打って貧血も安定したのか、看護師さんから歩いて下さいと頻繁に言われるようになりました。初日は廊下を10周して下さいと。重い管を引きずりながら歩くのは苦痛ですけれど、それより、寝ている態勢から立つまでの体勢変換がキツいのです。

それでも、のったりのったり自分のペースでベッドに座るまで持って行き、ナースコールをして「歩けそうなので来て下さい」とお知らせし、看護師さんが来てくれるのを待つ。待ってる間に、もうだめ、ベッドに横になる~と思いそうになるも我慢して、看護師さんに付き添ってもらいながらトイレとお部屋を往復しました。

これまでは起き上がると頭から血が引いていく感じ、くらくら、吐き気があったのですが、随分ましになりました。

午前中にお腹の皮下ドレーンが一本抜けました。大分楽になりました。このお陰で一日10周のノルマが達成できたのかな。それでも、かなり前屈みでぼちぼち歩いていたので腰にかなりの負担がかかりました。いらないところに力が入ってだめですねぇ。

もう歩けるようになったといっても、点滴スタンドに、点滴、背中に繋がった痛み止め、膀胱に繋がったオシッコのバッグを引っ掛けて、手には腹腔ドレーンから出た液がたまるバッグを巾着袋に入れて持ち、右手でお腹を押さえながらという格好。人の目なんて気にしていられません。

トイレまで行く練習はしたけれど、お通じは出ましたか?と看護師さんに何度もきかれたけれど、お通じのお知らせは誰がどんなふうに教えてくれるのだろう(笑)なんて疑問に思いながらこの日は終わりました。

看護士さんも、お掃除のおばさんも、一日一日良くなっていくからねと声を掛けてくれます。その言葉を信じて頑張った術後2日目でした。