去年の10月に破綻した大和生命の保険金・年金の削減案
が発表されました。

それによると契約時の約束に比べ最大9割近く減らされる
商品もあります。貯蓄性の高い商品でも受取額が
払い込み保険料を下回る「元本割れ」もあります。

大和生命の契約者数は約12万人。特に、2000年に破綻した
大正生命の契約を引き継ぎ、2回目の減額になる
旧大正の契約者にとっては最悪の削減幅となります。

ときどき週刊誌等であぶない生命保険会社の特集が組まれますが、
他人事ではありません。保険会社選びは慎重に行きたいものです。

よくソルベンシー・マージン比率が、生命保険会社の健全性の
物差しとして登場し、「200%を下回らないことをチェック
すべし」とされますが、大和生命は555%で破綻です。
この比率だけでは、健全性がつかめないことが露呈されました。
信用格付けや、ディスクロージャー誌などの決算資料等
取れる情報を総動員して、チェックしたいものです。

月々2万円の保険料も、1年で24万円、10年で240万円、
20年で480万円・・・と大変高額になります。
家に次ぐ高額の買い物である「保険」慎重に選びたいものです。