ノイマイヤーのノクターンが頭から離れない。


曲はショパンのノクターン第21番ハ短調。
ノクターン、21個もあったなんて知らなかった。
全21曲はショパンが20歳の時から晩年に至るまでほぼ均等に創作されているらしいから、21番は最晩年だ。

解説の山本康介さんがショパンのことを西ヨーロッパと東欧の融合みたいにおっしゃっていたけれど、パリで活躍しながら祖国ポーランドへの望郷を忘れなかったことを指していたのか、と今頃ウィキペディアで確認。



ローザンヌでは過去に何人ものダンサーがこのノクターンを踊っていた。
私がバレエから離れていて話題も何もノーチェックだった頃、2008年のローザンヌでは高田茜さんも踊っていた。


Prix de Lausanne 2008 - Akane Takada - Contemporary Variation

 



哀調がより前面に出ているだろうか。
特に決まったキャラクター設定はなさそうだから、ダンサーそれぞれの解釈を見るおもしろさがある。


せっかくだから、2017年のディアナ・ジョルジア・イオネスクさんの動画も載せておく。

Ionescu Diana Georgia, 120 - Prize Winner - Prix de Lausanne 2017, contemporary

 



他にも何人かのノクターンをYouTubeで見てみたけれど、彼女のように恍惚とした微笑みをたたえながら踊っているダンサーはめずらしい方かも。

訴えかけたり、追い求めたり、とかく内から外へ向けた力が強くなりがちに思えるコンテンポラリーダンスにおいて、彼女の見せ方は、それとは少し異なっていたかもしれない。

温かな受容
苦い諦め
淡い懐古

勝手だけれど、そんな言葉が浮かぶ。


ところで、ローザンヌ1位のミケーレ・エスポジートさんと彼女は、ともにチューリッヒ・ダンス・アカデミー所属だった。
こうして並ぶと、破壊力抜群の美男美女である。





Diana Georgia Ionescu ディアナ・ジョルジア・イオネスク – Romania – 
company chosen: Stuttgart Ballet – Apprenticeship offered by Fondation Albert Amon

進路はシュツットガルト・バレエ団ということで、バレエ団のホームページ“FEMALE APPRENTICES”のところに彼女の名前が挙がるのを楽しみにしている。