放送大学大学院修了
3月21日、NHKホールで放送大学・大学院学位記授与式が行なわれました。
私も無事修了、修士(学術)を手にすることができました。
論文題は「『義務教育学校の統廃合の変遷』に関する歴史的研究~石巻市雄勝地区の事例を通して~」で、資料等を含めると200ぺージを超えるものとなっています。
今、お世話になった方々や雄勝地区の皆さん方にお渡しするため、冊子化の準備を進めています。この冊子が、これからの地域の教育を考えていくための叩き台になってくれればと願っているところです。NHKホール

石巻が故郷に
震災から3年、大いに悩んだ末、家を新築、仙台から石巻を支援していく道を選びました。
理由は様々ですが、津波により全壊した家には再び戻りたくないという家族の総意が第一です。宮城学習センター

第二は、原子力発電所の問題です。女川原子力発電所は、私たちが定住後に稼働したので、共存の道しかありませんでした。しかし、新たに家を求めざるを得なくなった時、もともと反原発の考え方を持つ私達です。その考えに立ち返り、孫子のためにも原発から離れたところに住む決意をしました。
私は、今日までほぼ64年間、石巻人であり続けましたが、明日からは石巻がとうとう「故郷」
になってしまうわけです。震災後、励ましに来た音楽関係の皆さんが私達被災者のためによく「ふるさと」を歌ってくれましたが、あの歌は都会に出た人が一段高い所から「田舎」を思って歌う歌です。彼らはほとんどそのことに気付いてはいないのが残念です。
仙台人になった私、「ふるさと」をどのような思いで歌うようになるんでしょうか。
ということで、新しい生活に入りますが、まだ、電話回線もなく、テレビのアンテナもない状況です。電話回線の工事は早くても4月下旬とのことでした。それまでは、ブログは休止せざるを得ません。
次回からは仙台から発信していきます。ただ、アメブロはどうも使い方がよく分からないので、変わっているかもしれませんので、「らいらく森T.」で検索してみて下さい。
本当に、本日まで御愛読有難うございました。