3月30日。仕事をしていたら知った志村けんさんの訃報。

凄いショックでしたが、頑張って仕事をしました。

 

 

先般の救急搬送の報道を聞いて「まさか、ね」とは思ってたんですが。

 

 

なんでそう思ったかというと、自分先般入院しましたがその際に術中に「気道確保」をするのを言われていたんです。

 

 

全身麻酔をすると、意識が無くなります。すると体の力も抜けるので呼吸も弱る。

なので、口からパイプを通して喉の奥に入れるんです。

それで酸素などを送って呼吸を保持するんですね。

 

この気道確保は実は意識がある際は容易にできません。

何故なら今簡単に述べたようにパイプを強制的に突っ込んでいるわけです。

ですから、意識が有ったら痛くて我慢できない。

 

意識が混濁しているか、意識がない。もしくは麻酔で眠らせている時しかできないのです。

 

 

それが分かっているから「まさか、ね」と思ったんですね。

 

 

また、今から15年前ですか。次男坊が喘息の発作にて呼吸ができなくなって病院に行ったら診察を待っている間に意識が無くなった。

呼吸で酸素が得れなくなったからなんですね。コテンと倒れた。

 

その後、病院ではすぐさま気道確保を行いICUへ。

 

処置が終わった後に見たら、口にパイプをくわえさせられてかわいそうだった。

後から本人に感想を聞いたら「覚えていない」という。

 

有るのは喉の痛みだけ。

 

 

また次男坊の場合は意識が戻りかかった際にやはり喉が痛いのでパイプを取ろうとしたとか。

無意識でも意識が完全にない場合はおとなしいが、意識が回復してくるとそうなるそうですね。

 

だから、意識がある際には「気道確保」はできない、というのがそれです。

 

 

 

我々は普段当たり前に呼吸をしていますが、自発呼吸ができないというのは結構ヤバイのです。

コロナウイルスでなくても、普通の肺炎でも喘息でも呼吸に支障が起きる病には本当に死活問題なのです。

そして、呼吸不全で死なないために気道確保をする。

 

 

ただ、あくまで気道確保は一時的処置でやはり自発呼吸ができないとダメなんですね。

なので、よく聞く「呼吸ができなくなったら、延命処置をするか」を聞かれます。

いわゆる植物人間状態で、それを維持するかの判断です。

 

 

栄養も取れない、呼吸もできない、意識も戻らない、もちろん会話も体も動かすこともできない。

人工呼吸器をつけて栄養摂取の管を付けて、排せつの管なども付けます。

 

この状態をずっと行うか、それともお亡くなりを選ぶかを迫られます。

 

 

なんで知っているかというと自分の父がそういう風になったからです。

 

 

2013年に急に倒れた。脳幹出血でです。

 

 

救急車ですぐにかかりつけの脳神経外科病院に搬送されたが、寝た状態になったままで意識がない。

 

脳も生きているし、心臓も動いている。生きてはいるんです。

ただ、脳と体をつなぐ「脳幹」が損傷(出血)しているんで、それこそエンジンがかかったままで走れない車のようなんですね。

 

 

Drいわく

「このままだと呼吸ができなくなります。そこで・・・」

 

と言われたのが先に述べた究極の選択。

 

意識が戻る保証がないが、この先ずっと人工呼吸器などを付けた「植物状態の延命」をするか、それとも「さよなら」をするか。

この二択しかないわけです。

 

 

 

もちろん後者を選びました。

そういう経験があるわけです。

 

 

 

志村さんの場合は、TVなどの報道では「ヤバイ」というのと「大丈夫みたい」というのが交差しましたが、自分は楽観視しなかった。

それこそ人工呼吸器が取れて意識が戻って、ある程度食事もとれて動けて会話もできれば別ですが、そうではなかった。

ああ、マジヤバイと思ってたらやはり・・・ですね。

 

 

 

ドリフはいかりやさんが亡くなって本当に寂しくなったけど、残りの四人で今後もある程度活動をされると思っていたし、志村さんも番組を持っていますから継続されると思っていた。

 

尚且つNHKの朝ドラ、映画の話などもあり「ああ、いよいよここからも楽しみだなあ」と思っていたんです。

 

ところが、まさかの展開にがっくりです。

 

 

 

 

子供のころから見ていたドリフ。

荒井忠さんが抜けてその後にメンバーとして入った志村さん。

そのうちどんどん人気が出て、本当にドリフ内では「1番人気があったのではないか」というくらい人気が上がった。

そういうのをリアルタイムで見ていますからね。

 

その後も様々な活躍をされて皆さんが知っているエンタ界の大御所に入ったともいえる存在でした。

 

 

まだあと10年は活躍できると思っていたのに本当に残念です。

惜しい。本当に惜しい人を亡くしました。

 

 

志村さんのお悔やみを慎んで申し上げます。

 

 

合掌。