早いもので、トミカはあっという間に高校を卒業した。
 
最後のインターハイも県大会までで終わり、
玉竜旗は強豪と当たって一回戦負け。
 
本人ももっとやりたかった後悔も滲ませつつ、
それでも清々しい顔をしてた。
 
 
 
引退の後、
ぼんやりとしか描けてなかった将来に、
少しずつ現実という色を付けながら、
大学を決め入試を受けた。
 
決めた大学は、
僕の卒業したところ。
僕は「ホントにいいの?」と何度も聞いた。
専門職の学校なので、将来の方向性は狭くなる。
「うん、決めたから」
ヒヨコだったトミカが
ニワトリに成長しつつある。
 
 
卒業式3日前、
高校の追い出し試合があった。
暗黙の了解で毎年3年生が優勝する(はず)のだが、
うーん・・・・・
後輩の誰もそんな気はサラサラなかったようだ(笑)
だけど、後輩の挨拶が、
「先輩方、大好きです」
 
なんでだか、
僕が密かに号泣(笑)
 
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3月の終わり、
トミカは宮崎で一人暮らしを始めた。
朝と夜は自炊、
テレビなし。
その代わりに自由がある。
その1週間後の入学式には行けなかったが
テレビ局のインタビューを受けたらしい。
 
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「テレビ!!見るよ!!何チャンネル??」
「知らない。てか、宮崎のは映らんやろ。」
 
ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
 
「・・・・・・じ、じゃ、録画してよ~」
「ビデオない。ついでにテレビもない」
 
・・・・・・・||||(* ̄ロ ̄)|||
 
早く子離れしよ。。