7月の玉竜旗が終わってから、2年生である息子たちの学年が中心になりだした。
身長168センチ、体重やっと60キロを超える息子は、高校生の中では細く小さい。
トミカにとっては悩みの種なのだ。
 
 
7月まで補欠だったトミカが、8月から
主将になり、ポジションは先鋒になった。
大将は1年生。もちろん、強くしなやかな筋肉を内に持つ体躯は大きい。
「適材適所」、そんな言葉もあると分かってはいても、まぁ、悔しい思いはあったはずだよね。
 
 
8月、新チームでの初試合は3位、いいスタートを切った。
でも、先鋒のトミカ個人は引き分けるのが精一杯。 2本勝ちは程遠かった。
 
11月、地域の試合で先生は1年と2年を別々のチームで出し、トミカを大将に据えた。
2年にとっては、かなりの危機感(苦笑)
負ければプライドは粉々、、、先生のちょっとした悪戯か、賭けか(笑)。
先生の思惑はどうだったかわからないけど、1年生チームは1回戦で負け、2年生チームは3位に終わった。
なんとか微妙にプライド死守(笑)。
そして先生は、県大会での大将をトミカに変えたんだ。
 
そして、12月の県大会。
5人での団体戦は、
1本負け
分け
1本勝ち
1本勝ち
トミカには有利な状態で回ってきた。分ければいいのだ。
正直、僕も勝ったと思った。  
さて、2回戦か・・・と思った矢先、残り20秒でトミカが1本取られた。
そのまま時間になり、代表戦にもつれ込んだ。
トミカは外され、副将の選手が面をつけ、試合になった。
相手は大将のまま、、代表戦も延長戦になるほどの拮抗ぶりだったが、
ほんの一瞬を突かれて相手に1本取られてしまった。
 
 
 
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副将の子も、トミカも暫くは立ち上がれなかった。
まさかの1回戦負け。
「人生には上り坂、下り坂、そして『まさか』」
勝ちがうっすらと見えたその時に、きっと負けたのだろう。
トミカだけじゃない、楽観視してた僕も一緒に負けたんだろう。
 
県大会が終わって、トミカは部活の後道場に通いだした。
正直、迎えに行く僕は仕事が一つ増えやれやれ、、なんだけど、
モーレツにのめり込む何かがあって、それに時間を費やせることは
とても幸せだよね。