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先週末の金曜日。
 
15年前までは、その日は「体育の日」という祝日で、必ず”休み”だった。
20年前の僕は、その日が”平日”になるなんてこれっぽっちも思わずに、
「ウェディングドレスに包まれた彼女をデレデレと見つめてた」、、と後々の友人談。
 
それから、まぁ楽しいことも悲しむこともそれなりにあって、
怒り狂った日も嬉しくて眠れなかった日も通り過ぎて、
子供たちの年齢が、月日の流れを深々と僕の心に刻んでゆく。
 
 
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午後6時。待ち合わせの時間がやってくる。
 
「ご飯、2人で行かない?」
何年ぶりかの僕の言葉に、
びっくりして、そして「うん。」と笑った人は、
”お母さん”を脱いできていた。
 
今日は腕でも組んで歩いてみようか。
20年前そうしたように。