陸上勤務 対ステルス戦闘訓練
■初心に戻ってHOW TO GE-HA-
前回の出撃でイトヨリ他を撃沈したことで、幾分か釣り欲が落ち着いたわけでありマスが。やはり、ゲーハーことカワハギが気になるわけで、この日曜日も出撃でありマス!
と言いたいところですが、生憎地域の運動会のため朝から出撃が叶わない運びとなりましたデス。やはり地域の行事には参加しないといけませんデス。世知辛い世の中だからこそこうした事が大事でありマス。
しかし、自分が出る種目は午前中の1種目だけ。あとは四等兵が孤軍奮闘する予定でありました。
てなわけで、自分の種目が終わり、お弁当を頂いたら速攻釣り支度でありマス。昼から艦の準備を行うのも何なので、本日は陸上勤務とし、冷凍庫に入れておいた冷凍アサリを取り出して、港でカワハギステルス艦隊を迎え撃つことにしましたデス。
日没まで約四時間の勝負。戦闘海域は以前からワッペンサイズのカワハギをチラホラ視認していたとある港。良型は期待できないでありマスが、小さいサイズこそ訓練にはもってこいでありマス。
■水深2メートルの超近接戦闘訓練!
干潮近くと言うこともあって、訓練場は底が見えるのでないかと言うくらいの水位。カワハギ釣りには厳しい条件でありますが、昨日の雨のせいもあり濁りが入っていることがせめてもの救い。周りの釣り人は皆、餌木をキャストしてのアオリイカ狙いばかり。そんな中、1.8メートルのショートロッド(カワハギ竿)でタタキ・弛ませ・聞き合わせの基本パターンを繰り返している自分。明らかに浮いている存在でありましたデス。
周りの視線をちょっぴし感じつつ、防波堤の切れ目等変化がある場所の際にアサリ爆弾を投下、すぐに回収するとアサリ3個がすでに消えている状態。その時間、わずか10秒程度。フグの可能性もありますが、アサリの無くなり方と食べ残しの後を見ると…
「恐らく…いや、間違いなく奴らでありましょう…」と、ニンマリ。次のアサリを仕込みますデス。
2投目、今度は着底後すぐに聞き合わせをし、すかさずタタキ、弛ませは反呼吸にし少し強めの聞き合わせを入れると、ロッド全体に激しい金属音が走りますです。ラインを緩めることなくリーリングを行いブリ上げた先には、10㎝程度のワッペンカワハギがびっくりした表情のまま宙を舞います。
最初は暴れておりましたですが、観念したようにふて寝するチビカワハギ。この口と鰭が曲者なのよね。
すっかりアサリ臭さが抜けなくなったタックル。まぁ、トロフィーのようなものでありマス。主観という名の言い訳ですが…。
楽しいでありマス。やっぱりカワハギはエサ釣りの中で最高のゲームフィッシュでありマス。このしてやったり感は他のエサ釣りではそう無いのではありましょうか?あくまで主観でありマスが。
その後、バラス度に学習するのか食いが浅くなりますが、それをまた攻略するのがこれまた楽しい。
その後も一人、周りとは違うロッドワークで一喜一憂をし、太陽が水平線にもう少しで着きそうになるころ訓練終了。キャッチしたのは3匹。バラシ2匹でありました。
時間が短い中での訓練でありましたが、程よく満足できるものでありましたデス。
家に帰り着くと、子供達にばれないように出たこともあり、五等兵と、だだをこね出すと手が付けられない六等兵から、なぜ連れて行かなかったコールを激しく受けましたですが、まぁ、今回は勘弁するでありマス。
夕飯には、ささやかな量ながらハギサラダと中骨の揚げせんべい(頭含む)をおかずに添えて頂きましたデス。骨せんべいは子供達の大好物。パリポリ食べていましたデス。カワハギで捨てる部分と言ったら、皮と内臓くらい。後は全て美味しく食べられるので、まさに食べられるために生まれてきているような魚でありますな。
本日の戦闘訓練を生かし、次回の海戦では良型を必ず捕捉し、撃沈するでありマス!
ポイント探しが一番のキモなんでありますが…。まだまだあの海域のデータを集めなくてはなぁ…。五等兵を見返してやるためにもでありマス!
今度の休みは、ちゃんと遊ぶでありますから、怒るでないでありマス。六等兵。
訓練終了!