私の好きな堤真一さんが出ている映画で、

以前から観たかった映画、

『39 刑法第三十九条』を観ました。

随分前から観たいと思っていて、

ずっと探してたんですが、近所のTSUTAYAには在庫ないし困っていたところ、

たまたま先日、深夜にテレビ大阪で放送するというので。


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以下、Amazonの商品説明より。

猟奇的な夫婦殺害事件が発生し、劇団員の柴田真樹(堤真一)が逮捕される。

彼は殺害こそ認めるものの、殺意は否定。殺害当時の記憶はなかったと主張する。

そして裁判中、人格が豹変したことから、司法精神鑑定が請求される。

鑑定人・藤代実行(杉浦直樹)は、

柴田が犯行時に精神が乖離状態で心神喪失していたと鑑定するが、

鑑定助手の小川香深(鈴木京香)は、別の結論を確 信し再鑑定に動き出す。

多重人格の容疑者と、その精神の奥底に迫る鑑定者。

徐々に事件の奥に潜む真実が明らかになっていく…。



心神喪失者ノ行為ハ、罰セス
心神耗弱者ノ行為ハ、ソノ刑ヲ減軽スル

という、刑法第三十九条を題材にした映画です。

とても難しい役ですが、見事に演じられておりました。


最初映画を見始めた時、24人のビリーミリガンのように、

多重人格者の事件だと思っていましたが・・・。

小川香深(鈴木京香)のような精神鑑定人がいなければ、

この事件は多重人格者による事件として扱われ、終わってしまっていたであろう、という映画。

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裁判員制度が始まりましたが、

もし裁判員に選ばれて、もしもこのような事件を扱う事になったとしたら、

果たして真実を見抜くことは出来るのでしょうか・・・?

最初、思ったのは、裁判に入る時、検事や弁護士の言葉が早すぎて、ついて行けない。

こんなんで裁判員に選ばれたら、まずそのへんから難しい。


日々、色んな事件や事故がニュースで報道され、

「犯人はこんな人ちゃうか」とか「こういう気持ちやったんちゃうか」と

それなりに皆さん推理してみたり、考えたりすると思うんですが、

それはドラマではなく、まぎれもなく本当の事件・事故。


ドラマみたいに簡単に完結しないし、

何年、何十年経っても最後までわからないこともある。


もし自分が裁判員になったら、人を裁くなんて出来るのかな・・・。




とても考えさせられる映画です。

しかし、ゴールデンタイムでは今流せないみたいです。

表現に問題あるみたいで。

だから深夜枠だったんですね。