「経済学と心理学」 市場を価値観で見る | 生き残るビジネス 「進化」のキーワード

生き残るビジネス 「進化」のキーワード

あなたはビジネスを、ちゃんと「進化」させていますか?「進化」しない「変化」を追うのは自己満足でしかなく、生み出されるのはゴミばかりです。「進化」するビジネス構築のキーワードとは?


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この記事の音声は、YouTubeで限定公開しています


https://youtu.be/82tWI78peTE


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これまで長~いあいだ、


量の経済が続きました。


価格、数量、時間、距離、大きさ、など、


目で見える量で計られる価値を主体に、


経済が回っていました。




何千年も前から続いた


モノがない時代は、量が価値だったのです。




それが近代に入ってから


工業と物流、そして科学が発達し、


モノがどんどん供給されはじめ、


高度成長期においては、


モノあまり状態となり、


バブルの崩壊を迎えました。




モノあまりの時代にすでに始まっていた、


価値観の細分化にビジネス界が気づき始めたのは、


バブルの崩壊後、かなり経ってからのことです。




バブルの崩壊で窮地にたたされながらも、


多くの企業は、価値観の細分化に気づきもせず、


また、耳も貸すこともなく、


淘汰されていきました。




価値観の細分化がもたらしたのは、


質の経済です。




つまり、ほしいと思わないものは、


タダでもいらない、


値段が高くても欲しいから買う、


という消費態度です。




いまではあたりまえですが、


バブル崩壊までは、


みんな持っているから自分も買う、


できるだけ安く、


タダならもらっとけ、


という消費態度だったのです。




そしていま、高度情報化社会となり、


氾濫する情報が、価値観の細分化を


ますます促進しています。




商品やビジネスのライフサイクルは


どんどん短くなり、


ついていけない多くの企業が


いともたやすく淘汰される時代になりました。




これからは、


「価値観」において市場を見ることができなければ、


ビジネスは生き残れません。




それはこれまでの


量の概念を軸とした経済学ではなく、


心理学、そして哲学の領域となります。


その思考を学ぶことを怠ってきたビジネスは、


容赦なく淘汰されるのです。




ただ細々と生き残ることでよしとするなら、


それもいいでしょう。




そうではなく、次々とビジネスを進化させ、


豊かに繁栄していきたいのなら、


心理学、哲学の時代の、


「進化」のビジネス思考を


ぜひ学んでください。