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「やばい」という言葉がよく使われますね。
これは「よい」という意味合いでの感情表現に使われますが、
もともとは、「悪い」意味の言葉なのですよね。
もうだいぶ前から、
若い人たちが、よい意味で使い始めました。
言葉は形骸化します。
日常よく使われる言葉も、
知らないうちに本来の中身が変わってきています。
言葉がやりとりされるのは、
「音」と「文字」という形式ですよね。
これが繰り返し使われていくうちに
その中身が省略されたり、逆に盛り込まれたり、
シャレ的に違う意味合いに使われたりするうちに、
意味が混沌としてくるわけです。
言葉は、ものごとに付けられた名前です。
付けられた時点では、
ものごとの意味を表す名前だったわけです。
ですから、
言葉の意味をしっかりと定義していけば、
ものごとの本質が浮かび上がってくるのです。
そして、見える世界が変わるのです。
そのとき、
これまで見えてなかった面が見え、
いろいろなものとの結びつきが見え、
あなたの脳は、アイディアを生み出します。
だから、
言葉の定義をしていくことは、
ビジネスのプランニングにおいては必須ですし、
それが一番の近道なのです。
目の前の売上しか見えていないと
どうしても言葉の定義など後回しにして、
すぐ行動できることばかりを探し、
手当たり次第にやりたくなります。
それは忙しい自分に自己満足したいだけで、
わからないことを思考するめんどくささから
逃げている弱さでしかありません。
行動はもちろん必要です。
しかし、思考のない行動が生むのは、、、「無」です。
思考がゼロなら、どんな行動を掛け合わせても、
答えはゼロにしかなりませんから。