人類の未来を変える究極の技術の代名詞とは? シティハンターのブログ煜 意外に知らない世界史! | シティハンターのブログ

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1996年、イギリス・スコットランドのロスリン研究所で、世界初の体細胞クロ-ン羊「ドリ-」が誕生した。

当時の科学技術庁(現・文部科学省)によるクロ-ン生物の定義は、「遺伝的に同一である個体や細胞(の集合)」というもの。

受精後発生初期の細胞を使ったクロ-ン動物は、同じイギリスで1986年に誕生しているが、成体細胞の核を未受精卵に移植して生体を生み出す「完全クロ-ン」の成功は、ドリ-が初めてである。

クロ-ン技術には生命倫理の問題が取りざたされるが、食料の安定供給や医薬品開発での臨床試験など、人類の未来にきわめて有益な技術となる可能性が高い。

ちなみに、現在ではどんな組織にも成長できるES細胞(胚性幹細胞)を使った再生医療技術が注目されている。

ドリ-が妊娠して「ポニ-」を出産するなど、通常の受精卵から生まれた羊と全く変わらずに成長。

2003年に死亡したが、その名は「遺伝子時代」の本格的な幕開けを告げる代名詞となった。

写真は、ドリ-。

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