第2次吉田内閣の大蔵大臣だった山形県出身の衆院議員・泉山三六。
国会内で泥酔し、女性議員に抱きついてキスをしたことで議員辞職したのが「セクハラ議員」の第1号。
1948年12月、徹夜の審議中に酒を飲んでベロベロだった泉山議員。
廊下で隣にいた山下春江議員に抱きついてキスを迫り、山下議員が抵抗すると顎に噛みつくなど、とんでもない事態に。
会議は懲罰動議に発展し、翌日、酔いの覚めた泉山議員はことの大きさに猛省。
結局、辞表を提出し国会を去った。
しかし、この一件で「大トラ議員」として知名度がアップし、1950年の参議院選挙では全国区から立候補して、得票数第7位で当選。
以後、参議院議員を2期12年務めた。