最盛期のスルタンをもてこずらせたキリスト教の抵抗勢力!意外に知らない世界史! | シティハンターのブログ

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オスマン・トルコの最盛期を担ったスレイマン1世だが、ロ-ドス島を本拠地とするヨハネ騎士団には手を焼いていた。

第1回十字軍の頃(11世紀)に成立した同騎士団は、地中海交易の要衝であったロ-ドス島を拠点に、近海を通るイスラム商船に海賊行為を働いていた。

彼らはいわばオスマン・トルコに対するキリスト教徒の抵抗勢力だったのである。

スレイマン1世は6カ月にわたって島を包囲する粘り強い持久戦を展開。その結果、騎士団の武装解除に成功するが、以後、ヨハネ騎士団はマルタ島を拠点とするマルタ騎士団となり、1571年のレパントの海戦でもキリスト教勢力の勝利に貢献するなど、イスラム勢力と戦い続けた。