神武景気の贅沢お菓子!フィンガーチョコにア-モンドグリコ!昭和30年にタイムスリップ! | シティハンターのブログ

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海の向こうでまた戦争が始まると、とたんに景気が良くなったらしい。贅沢商品が巷に続々溢れ始めるのを見れば、否が応でも実感する。

さすがに「三種の神器」冷蔵庫・テレビ・洗濯機となると手がでない家庭でも、情報だけは駄々漏れに入ってくる。三種の神器だけではない。モ-タ-式時計とかスプリング式折りたたみ傘、全自動の電気ガマにトランジスタラジオ…まさに夢のような手の届かない商品のオンパレードだ。

ただ幸いなことに、こんな高額商品はともなく、ちょっと贅沢なお菓子だったら少々無理すれば手にはいる。そう、お菓子の世界にも、続々と高級商品が出現しつつあるのだ。

新製品のお菓子には3つの特徴がある。それは「大型・新奇・珍味」である。

まず「大型」の典型例が、ロッテから新発売された「オレンジ大玉マ-プルガム」だろう。なんせ直径15ミリという巨大なガムだ。小さい子だとアゴが外れるのではあるまいか。大きいことはいいことだ、とばかりにスケ-ルを巨大化する。これが一手。

次は「新奇」だが、要するにこれまでにない生活スタイルを持ち込んで、カッコ良さげに見せるというやり方だ。前田の「ランチクラッカ-」や、最近復活した森永の「フィンガーチョコレ-ト」がこれ。昼飯にクラッカーを食う?紅茶と一緒にチョコを食う?なんかピンとこないが、いかにも高級そうではないか。

最後は文字通り「新しい味」の開拓。グリコから登場した「ア-モンドグリコ」が典型例だろう。キャラメルに香ばしいア-モンドが入っている。新鮮を通り越して一種のショックだ。いい時代になった…と痛感する。