東ロ-マ帝国の首都コンスタンティノポリスは、幅約40メートルにわたる三重の防御壁に守られていたため、城壁の破壊が攻略の優先課題であった。
そこでオスマン朝(オスマン・トルコ)軍は新兵器を登場させる。ハンガリ-人の技術者ウルバンが造った巨砲だ。
この巨砲は砲身約8メートルで、約600キログラムの石弾を1.6キロメートル以上飛ばすことができ、当初難航していた城壁の攻略にも突破口が開けた。
ウルバンは最初、東ロ-帝国側に巨砲を売り込んだが門前払いされたため、オスマン・トルコのメフメト2世(在位:1451-1481年)のもとに向かったという。
もし、東ロ-マ帝国が巨砲を手に入れていたなら、歴史は変わっていたのかもしれない。