住宅建設への道 (ステンレスからキッチンを考える⑤<SUS436J1L>) | 谷川建設で家を建てた、小っちゃい少年のブログ

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テーマ:
旧リシェルのキャビネットをステンレス使用にした際の素材、

SUS 436J1L

について説明します。


が、2015年に発売になった新型リシェル、リシェルSIは
キャビネットもSUS304に変わったので (選択制)、
この記事はもはや意味がないのですが、
思い出なので、このままにしておきます。



これは、以前に紹介した"ステンレスを学ぼう"の項目を
まず確認して頂けるとありがたいのですが (リンク先御参照)、

SUSの番号でいうと、400番台なのでフェライト系です。

組成でいうと、17Cr-0.5Mo-0.2Ti-LC,N
0.5%のモリブデン(Mo)と、0.2%のチタン(Ti)を使用しています。

耐食性(腐れにくさ)が特徴です。


で、小生的に気になったのが、
他にキャビネットをステンレス仕様にしている製品の
ステンレス素材との違い、
具体的には、S.S.のSUS304クリンレディのNSSC FW1との
耐食性の比較です。


(JFEスチール資料を一部改編)

上の図は、簡単にいうと
各々のステンレスが腐食 (腐る) しにくい度合いを表しています。

縦軸の"孔食電位"という指標がそれで、
この値が高いほど (上にいくほど)腐食しにくい

この図の赤枠で囲んであるJFE432LTMがSUS436J1Lのことです。
水色の枠がSUS304です。

これを見ると、SUS436J1L (JFE432LTM)の腐れにくさは、
SUS304に及ばないことがわかります。

次に、NSSC FW1との比較です。
直接比較試験があるのかどうかわからなかったので、
間接的な比較になります。

注目して頂きたいのは、緑枠のJFE439Lというステンレスです。
これは、SUS430LXという名称もあり、
SUS430LX (JFE439L)とNSSC FW1とを比較したデータは存在します。

このため、
SUS436J1L (JFE432LTM)とSUS430LX (JFE439L)との比較、
NSSC FW1とSUS430LX (JFE439L)とを比較することにより、
間接的ながら、SUS436J1L (JFE432LTM)とNSSC FW1との比較が可能です。

まずSUS430LX (JFE439L)とSUS436J1L (JFE432LTM)の比較ですが、
上の図で確認すると、
わずかにSUS436J1L (JFE432LTM)の方が、値が高く優れています。

次に、NSSC FW1とSUS430LX (JFE439L)との比較です。


(新日鐡住金株式会社 (NSSC)公開資料より引用)

上の図がその比較データです。
同じく、縦軸の値が高いほど腐食しにくいということです。

これを見ると、NSSC FW1は、SUS430LX (JFE439L)よりも
わずかに値が高く優れています。

以上のことから考えると、
この2つの図については、実験方法が異なるため、
断定はできませんし、間にSUS430LX (JFE439L)を挟みますが、
NSSC FW1とSUS436J1Lとは、同程度の耐食性 (腐れにくさ)
有していることが考えられます。


よって、ステンレスキャビネットの比較では、

SUS304(クリナップS.S) >
SUS436J1L(LIXIL 旧リシェル) = NSSC FW1 (クリナップ クリンレディ)


ということになるかと。


つまり、今までの検討から考えると、
ワークトップ、シンク、底板、そしてキャビネット、
これら全ての総合的なステンレス素材での比較では、
S.S. 及びS.S.ライトパッケージが最も優れており、
旧リシェルを全てステンレス製品にした場合と、
クリンレディは同程度


このような結論が成り立つのではないかと考えられました。





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