2018/3/27 ≪毎週火曜日 定期更新≫
本日の東京ジブリ水槽
東京ジブリ水槽「天空の城ラピュタ」管理人です。
小学生の娘は春休み! 桜は8分咲き! ザリガニは冬眠明け!と春一色な我が家ですw
今回は、頭がハゼ、体はドジョウという外見のインドゴンゴタ・ローチを紹介します。
目次
DATA
プロローグ
生体詳細
混泳
もぐもぐタイム動画
水槽環境
飼育ポイント
DATA
販売名:インドゴンゴタ・ローチ (別名:ゴンゴタ・ローチ、ジャガー・ローチ)
分布:インド、バングラディッシュ、ネパール
飼育要件:現在 7㎝(最大12㎝前後?詳細不明)
温度:23度(1~3月現在)
水質:中性(Ph7.0)※数値測定はしていません
エサ:人工飼料(テトラ ファンチップス、コメット エビのエサ、キョーリン ひかりクレスト プレコ)
雌雄:不明(調べましたが判別方法について資料がありませんでした)
※飼育環境はジブリ水槽「天空の城ラピュタ」の一例です。
プロローグ
インド原産のローチ(ドジョウ)の仲間で頭がハゼ、
体がドジョウ体形という神話に出てきそうな独特の魅力を持つドジョウさんです。
長期飼育している人が少ないのか、ただ単に人気がないのか記事も古いものが多く
Webの記事にはインドからの輸入着状態が悪いことが多く書かれているけど
我が家に来た2匹は当初からふっくらしていて元気です。
そして大きさが同じインドゴンゴタ・ローチでも個体別に体の模様が違うため
小学生でも個体ごとに判別できます。目はネコの目みたいですよ。
生体詳細
ジブリ水槽での生活圏は完全に底モノです。
日中の活動時は砂に体を埋めたまま前進して口から大量に砂を吸い込んでエラから大量に吐き出す。
娘の発言「ダイソンのサイクロン掃除機!」。今どきの小学生の例えなのでお許しをw
同居しているシマドジョウやスジシマドジョウと比較すると吸い込み量、吸い込み物の大きさが桁違い!
一方、日中でも休んでいる時は中央のお砂場プール(ボトムサンド)の中で
目だけ出して、砂に潜っています。良く見ないとどこにいるか分かりません。
また、ドジョウ全般に言えますが保護色(周りの色に体の色を合わせる)を使います。
我が家に来て2か月経過しましたがどうやら行動時間に昼夜は関係なさそう。
休んではエサ探しを1日中繰り返しています。
お迎えした時に水合わせが終わり袋を傾けた瞬間、ヒュン!と一瞬にして水槽隅に消えていったのには驚きました。かなり臆病な性格と同時に外見からは想像できないパフォーマンス(俊敏性)を備えているので水槽から飛び出さないように注意が必要です。
2日目には水槽に慣れて落ち着いたようで、姿を隠していたのは初日だけでした。
人が水槽に近づいても驚くことも、隠れることもありません。
混泳
ここからは娘の呼び方で「インドちゃん」と呼称を変えますw
インドちゃん(全長7㎝)は、頭が大きいので前回の記事ジブリ水槽の主(ぬし)であるシマドジョウ(全長9㎝)と比べても見た目同じくらいのサイズ感です。
手前がインドちゃん、奥がシマドジョウ
同じ底モノのシマドジョウ、スジシマドジョウ、ニジイロボウズハゼとも
体をくっつけ合うほど温厚でミナミヌマエビがよく背中に乗っていますが無関心です。
中層のメダカ、グッピー、カージナルテトラ、コペラが底にきても無関心。
南米淡水フグ(4㎝)がインドちゃんにちょっかい出す様子も一度も確認できませんでした。
以上のことからエサさえ行き渡ればサイズが大きい肉食魚との混泳以外はOKなのではと感じています。
逆にインドちゃんが他魚を威嚇したり、追い回す行動は一切観察できていません。
もぐもぐタイム動画
水槽環境
ジブリ水槽でのインドちゃんは、安心混泳魚としてだけでなく、
底床掃除担当としても超優秀で、ろ過の仕組みに曝気(ばっき)方式を取り入れている
当水槽では効果的な物理ろ過に貢献しています。
インドちゃんがもぐもぐタイム(サイクロン)をすると底の沈殿物が容赦なく水槽を舞います。
インドちゃんが来る前と後では物理ろ過である外掛けフィルターの汚泥回収量が
あきらかに増えたことを娘と観察していて気がつきました。
【底砂】
潜れるような底砂は導入した方が良い!掘ることで安心している様子。
休憩場所:お砂場プールはボトムサンド(2~2.5㎝厚)
エサ堀:溶岩砂(1㎝~1.5㎝厚)※パワーハウス 特選溶岩砂 4リットル 粒サイズ5mm以下
目の細かいボトムサンドは当然ですが、我が家のインドちゃんは溶岩砂(小粒)も問題なくもぐもぐタイム(サイクロン)!掘り返す力はものすごく、ジブリ水槽の地形が簡単に変わるほどです。
時間単位で地形が変わるのでいちいち直しませんがw
今回観察していて良かったのは他のドジョウやニジイロボウズハゼ同様保護色を観察できること。
ボトムサンドは砂の色がベージュ、溶岩砂は黒なので保護色の変わり方を観察できます。
娘はこのカメレオンみたいな保護色機能を観察するのが特に大好きです。
【水草】
水草をソイルで低床に植えている水槽は注意が必要かも?
とにかくインドちゃんは底砂を掘ります。
ただ、障害物は見事に避けまくる。
ジブリ水槽は水草を一切低床に植えていないので、
水草を植えてポン置きしてあるリングろ材の場所やロボット兵やラピュタの墓も同様に避けてます。
したがってリングろ材を倒したことは皆無。
観察の結果、掘りやすい所だけ、もぐもぐタイム(サイクロン)をしている様子です。
そして、ジブリ水槽では他のドジョウやニジイロボウズハゼがよくする
水草の上での休憩をインドちゃんもするようになったこと。
これはうちの水槽だけかもしれませんが、娘と観察していると
水草(アナカリスやモスファン)の上で「だら~ん」として休憩をしている姿を観察できます。
飼育ポイント
・一部分でも潜れる砂場は必要
・丈夫で適応範囲は広そう、他のドジョウ同様病気は今のところ発病せず
・水温は23度以上がベター(夏場の高水温は今年観察します)
・個体別に模様がかなり違うのでショップでお気に入りの模様の子をお迎えする楽しみがある
・大きい肉食魚以外との混泳はOK!みたい
【エサ】
人工飼料はもちろん、水槽の底の細かい泥も食べる様子を観察できますが、
シマドジョウのように口の中でもぐもぐして口から吐き出すを繰り返すのではなく、
砂と一緒に吸い込んでエラから出してを繰り返しています。
つまり大きなエサは吸い込んだ砂ですりつぶして小さくして呑み込んでいる感じです
頭は大きいのですが他のドジョウと変わらないエサの大きさしか食べられないみたいです。
そしてかなりの大食漢、常にエサをもとめてもぐもぐタイム(サイクロン)するので
エサが供給されないと痩せてくる恐れがあります。
2か月経過しましたが体形から判断すると現状は供給できているようです。
我が家のドジョウやインドちゃんへの人工飼料は沈下性のエサです。
※画像はチャームさんにお借りしました。
特に効果をはっきしているのはテトラ ファンチップス。
※画像はチャームさんにお借りしました。
理由は水槽ガラス面に貼りつけたエサを他の中層にいる生体たちが細かくして底にばら撒いてくれるから。たまたま娘と一緒に観察できましたが、生体全体に給餌出来るので現在ではジブリ水槽では外せないエサとなっています。(いろんな意味で…★第84回 東京ジブリ水槽もぐもぐタイム!)
ただし、ゴールドライン・ハーフビークだけは、このエサでは給餌出来ないので別途浮上エサをあげています。
今回はひさびさに長~い記事でしたが最後までお付き合いありがとうございました。
変わったドジョウさんですが丈夫で愛嬌もあり、個体ごとに違う模様も魅力の
インドゴンゴタ・ローチ飼育に挑戦してみるのもおすすめです。
次回をお楽しみに♪
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