ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】 -24ページ目

ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

一昨年に引き続き、冬季スキー国体の兵庫チームのスタッフとして帯同した。

 

兵庫のエース一ノ本智毅選手が、見事6位に入賞してくれて、兵庫県としては、何年振りになるだろうか、天皇杯での得点となり、関わった自分としても、とても感慨深いものになったのだが、実は、それと同様に私にとって感慨深いもう一つの出来事があった。

 

それは、田邊監督が、国体でのセッターとして、成年男子C組のセッターの役割を務めてくれたことだった。

 

 

ツイッターにもコメントしたが、今思い出してもなんか泣けてくる…そんな出来事だった。

 

先日、北京オリンピックが開催されたこともあり、スキーのアルペン競技はおぼろげにでも理解してもらえていると思うが、まったくスキー競技に関係のない人にも、なぜこのことが特別なことなのかを少し説明をしたい。

 

アルペンスキーは斜面を滑り降り、その速さを競う競技である。赤、青の旗が斜面にたっていて、そこを右に左に滑り降りる。

 

あの旗門は、実は毎回その構成(セットと呼んでいる)が異なっている。

 

セッターと呼ばれる役割の人が、レースごとにその旗を斜面に立てる。

一定のルールはあるが、そのルールの中であればどのような構成にするかは、セッターの自由になっている。

 

そのセッターはレースごとに指名されるのだが、今回の国体で初めて兵庫県の田邊監督が指名されたのだ。

 

スキー競技は、北海道、東北、甲信越が圧倒的に強いとされてきた。

雪の上で滑る競技ということで、地理的なハンディが出やすい競技であるからだ。

 

私が住むハチ北エリアに代表されるように、関西圏では、ある程度の知名度を持っているが、東日本においては、兵庫県にスキー場があることすら知られておらず、パワーバランスで言うと圧倒的に弱い地域とされてきていて、これまでセッターは先に述べた東日本の特定の地域の人に限定されていたのだ。

 

一ノ本選手の活躍にもあるように、兵庫でも上位を狙える人材が出てきていて、兵庫県もそういった東日本の列強にもチームとして伍していけるようになり、近隣府県の推薦もあって、田邊監督が抜擢されたのである。

 

田邊監督は、地元のハチ北の後輩で、今は、村岡高校スキー部の顧問を務め、兵庫県の競技部では中心的な存在になってくれている人財で彼がセットをするのはむしろ当然とも言える。

 

しかし、それだけで、国体のセッターの任務は全うできない。セットをするには、セッター以外にも旗門を持つ人、距離を測る人など、4~5名は必要だ。もちろん、地元の大会役員も手伝ってはくれるものの、今回、滋賀、京都、大阪、鳥取のコーチもそのセットに協力してくれた。

 

みんなそれぞれに地元の代表選手を抱えているので、レース前はその人たちのサポートで忙しいのだが、その時間を、田邊監督の晴れ舞台であるセットの手伝いをしてくれて、全力で応援してくれたのだ。

 

強豪とされる都道府県のコーチには、西日本の府県を小ばかにしている人も少なからずいる。

『兵庫の人間はスキーなんてわかってねーだろ』

 

実際、過去に、インターハイや全国中学などのセッターを務めた西日本のとある県コーチはそういう批判を受けたこともあったそうだ。

そのような雰囲気の中でセットをするのは、精神的にもタフでなければ務まらない。

 

今回も実は、セットをし始めて直後、そういう文句が直接耳に入ってきた。彼はそれが聞こえたのかどうかは定かではないが、それを意にも介せず、セッターとしての職務を全うした。堂々とセットをする姿がまぶしすぎて、本当に涙が出てしまった。

 

あとで田邊先生にも感想を聞いたが、自分の思い通りのセットができたと満足そうに話してくれた。

彼自身がコーチとして積み上げてきた実績もさることながら、兵庫県の選手や、過去の先輩たちがコツコツと積み上げてきた実績。そして近隣のコーチたちの協力、そういうさまざまなものが絡み合ってのセッターとしての田邊先生の雄姿に、しみじみ思いいたったというわけである。

 

そうは言いながらもまだまだ兵庫はスキー競技では、全国の中心になるまでには至っていない。

関係者一体となって、全国大会の舞台で、兵庫のコーチがどんどんセットが立てられるようになるように、私自身も努力を積み上げていきたい。

先日、うちの次男が悲願の全国大会出場を果たすことができた。

https://youtu.be/sEApGqXQ74Q


今回、無観客開催ということだったのだが、j-sportsで、ライブ中継されることになり、急遽j-sportsを契約してパソコンの前で応援することができた。


アメリカにいる長男も気になっていたらしく、彼の提案でライブ中継をzoom接続し、妻の三人で応援することになった。


妻は自宅、長男はアメリカ、僕は職場、滑ってる本人は長野と全く場所は共有していないのに、時間と心は共有しているというなんとも不思議な体験だった。


ドラえもんのどこでもドアは憧れのスーパーアイテムだが、もうどこでもドアを手に入れてるような不思議な感覚だ。


今、facebookはメタとなり、そんな世界を実現しょうと試みているようだが、10年後、どこでもドアはさらにリアルな存在になっていくのかもしれない。



本日、49歳を迎えた。

 

今は、SNSの時代。

多くの人から、お祝いのメッセージをいただき、すべての人にそれぞれお礼を伝えたいところなのだが、時間的にとても厳しそうなので、ブログでのお礼でご容赦をいただきたい。

 

皆様本当にありがとうございます。

 

さて、50も手前に差し掛かってきて、日本人の現在の平均年齢からすれば、すでに折り返しを過ぎてしまった。

 

あれもしたいこれもしたい、あれもほしいこれもほしいと欲望は潰えない。

しかし、私の子どもも大人の仲間入りするのが、でてくるようになってきているので(この春から成人の定義が18になるから、一人はもう大人だ)どうやって彼らが、今後の人生を充実したものにできるようになるのか、そんなことにも思いが行くようになってきた。

 

やはり、今思うことは、この地域の未来はどうなっていくんだろうということだ。

自分なりに、後輩たちへの道筋がつけれればいいと思いながらやっているが、思うような未来にはなっていない焦りというか、無力感みたいなものを感じることがある。

 

あまりに手に負えないレベルだから、そんなことを考えたって、どうにかなるもんでもないだろ…

と思わなくもない。

 

しかし、いつの時代だって、そんな中から、未来を切り開いて生きた人たちがいるから、私たちはそのうえで、便利さや豊かさを享受できているのだ。


私たちがここで諦めたら、そうやって脈々と続けてきた先輩たちにも申し訳ない。


だから、意地張って生きていこう…

皆様の御心に感謝しつつ、そんな誓いをたてた。



 

最近、明石市長のツイートがよく飛び込む。

 

 

ツイートしたように、当時、報道で、明石市長の暴言が、マスコミにさらされていたことは私もよく覚えている。

 

当時私は、

正直、ひどい市長だなぁ

 

と思っていた。

 

ところが、市長のツイッターをときどきウォッチしていると、ああこの市長は本当に明石のことを愛している人なんだなぁと思うようになってきて、自分の行動を照らして、本当に自分は明石市長ほど地域を愛して行動できているのだろうか…と反省するようになってきた。

 

マスコミの変貌ぶりもすごくて少しあきれるところもあるけど、

 

この日刊ゲンダイの記事にもあるように、市長が、自分が吐いてしまった暴言し、辞任し、そして、市民から再び信頼を受け、それを糧に、全身全霊で市政に取り組む姿に、心から感動をしている。

 

完ぺきな人間などこの世には存在しない。

どこかで必ず過ちも犯すだろう…。

 

だけれど、そういったものも含めて糧とし、次へのエンジンにすることことは誰にだって可能なことだ。

 

昔、とっても悪だったけれど、今は本当に世のため人のために動いている人をときどき見聞きするし、また私の周りにも少なからずいる。

そういう人もきっと同じように、あるとき、自分の行ったことを反省してきたのだろう。

 

多くの信頼を勝ち得ている人も、最初からそうであったわけではない。

一つ一つ克服しながら、やってきているのだ。

 

少しぐらいは真似でもして、もう少しマシな人になるよう努力を重ねていこう。

 

 

このたび、防寒着を新調した。
 
1月もすでに半ば…
ちょっと来るには遅すぎた感があるが、社内でいろいろ調整をしていたら、こんな時期になってしまった。
 
これまでは、いわゆる作業服メーカーのものを購入していたが、今回奮発して、モンベル製のものにした。
前回のものは、確かに値段はお手頃だったけど、1シーズン目の早々に破れてしまった。
 
なので、ちょっと値が張っても、機能性や、堅牢性のあるものにしようと思って、最初からモンベルを狙い撃ちだった。
 
社内からは、少なからぬ反発もあったけど、実際モノが届いて、細部がやはり作りこまれている印象があって、まあよかったかなと思う。
 
私は、建設業は究極のアウトドアアクティビティだと思っている。
雨や雪など、過酷な状況の中でも仕事を進めなければならない時があるからだ。
 
そんな状況の中でもできるだけ快適な状況に保つには、やはりアウトドアメーカーのウェアは優れている。
 
そして、もう一つは、建設業に対するイメージを少しでも変えたいという思いもある。
 
私は、冬はスキー、夏はトレランや登山など、アウトドアアクティビティが好きだ。
アウトドアのマーケットは右肩上がりの状況を続けているし、都市部の百貨店に行けば、アウトドアメーカーが年々席捲していることが分かる。
 
なぜか、アウトドアでやることに違いはないはずなのに、建設業というカテゴリーに変わると、何となくやぼったく見えてしまうということになんとか抗いたかったのだ。
 
ジャケット一枚で、世の中の建設業に対するイメージを払拭することは不可能かもしれない。だけれど、若い人に、建設業はかっこいいな…
そんあふうに思ってもらえる一助になればとも思う。
 
モンベルさんには一切お金をもらってないけど…この際、モンベル×西村工務店ということで、今日のタイトルを締めてみた(笑)