私も少しは心穏やかに過ごせるように。
でもしばらくすると、また野球熱がムクムクと大きく膨らんできます。
月に一回だけ審判させて！それだけ行かせて！と言い出し、それなら…と許すと、一回が二回になり、プロ野球が開幕すると、３連戦のうち二試合は続けて観に行ったり。要求が増えてくるんです。
ある時、私が高熱をだし寝込んでいると、『食事の心配はしなくていいよ、外で買うから❗』と野球観戦に行ってしまうこともありました。
乳飲み子と病気の私をおいて。
また、違う日には
夫が休みの日だから家族で出掛けようと思っていたときのこと、夫は審判にいくという。
『審判部の上の人がね、奥さんは実家に行ってれば良いんだよ、と言ってたよ。』と。(夫は言ったことを覚えていない)
しかし、ある時、審判でいないと思っていると、あめが降って中止になったから、今日は行かないよ。さあ、今日、どうする？どこいく？という。
たまたまできた時間に家族と過ごすことが家族サービスだと思い、夫のつとめを果たしていると自負しているのだ。突然今日は家にいると言われても、正直面食らっちゃうのだ。
夫の仕事は不規則勤務。
しかも不定休。
私が働けば生活がすれ違い、気持ちもすれ違って離婚になりやしないかと思い、専業主婦になった。私は国家資格を持っていて、専門職として働いていた。
けれど、いざ働こうにもまずは講習を受けなければ復帰できない資格なので、土日にある講習を受けるには不規則の夫に子供は任せられなくて、なにより子供が夫と長時間過ごせないのがネックで、ずっと専業主婦でいる。
我慢を重ねる私にすべてを任せ趣味に時間を費やす夫。
そんなこんなで、夫の趣味に振り回される生活に心底嫌気がさしてしまったのだ。
そして、夏から審判に行くという夫に、また、私はキレた。それが一昨日のことだ。