河瀬直美監督の「光」を見てきました。
「あん」に続く作品。
平日の夜、個人の映画館ということで私の座った列には誰にも居ませんでした。案の定後半は鼻水垂れ流しの号泣だったので、周りに人がいなくて良かったです。
河瀬直美監督は大学の授業で彼女のドキュメンタリー映画を見たことで知りました。
両親が居ず、祖父祖母(どちらかだったはず)に育てられた彼女が自分自身を見つめるという作品だったと思います。
それ以降、忘れていたのですが「あん」を見たことで次の作品を是非見たいと思い、映画館に足を運びました。
視力を失いゆくカメラマンと父親が失踪し(おそらく)認知症である母親を持つ女性との出会いの物語。
カメラマンからは視力を失う怖さ、失ってからの怖さを感じられたのですが、私がこの映画から最も受け取ったことは、人間は誰でも生きてくうえで怖さとか、恐れのようなものを抱えているということです。病気だったり、社会的マイノリティだったり、大なり小なり人の目には見えないけれど何かを抱えて生きている。生きていることは震えるほど怖いことだなぁと。痛いことだなぁと。
最も大切なものを捨てなければならなかった彼の想いとか、目の前から消えていくものほど美しいというフレーズとか色々考えさせられました。
あとは監督ならではの自然描写が良かったです。風や木々、鳥たちの音などや撮り方がいかにも私自身がその場にいるような感覚を受けました。
平日の夜おひとりさま映画はいいなぁ。
贅沢な時間でした。
「あん」に続く作品。
平日の夜、個人の映画館ということで私の座った列には誰にも居ませんでした。案の定後半は鼻水垂れ流しの号泣だったので、周りに人がいなくて良かったです。
河瀬直美監督は大学の授業で彼女のドキュメンタリー映画を見たことで知りました。
両親が居ず、祖父祖母(どちらかだったはず)に育てられた彼女が自分自身を見つめるという作品だったと思います。
それ以降、忘れていたのですが「あん」を見たことで次の作品を是非見たいと思い、映画館に足を運びました。
視力を失いゆくカメラマンと父親が失踪し(おそらく)認知症である母親を持つ女性との出会いの物語。
カメラマンからは視力を失う怖さ、失ってからの怖さを感じられたのですが、私がこの映画から最も受け取ったことは、人間は誰でも生きてくうえで怖さとか、恐れのようなものを抱えているということです。病気だったり、社会的マイノリティだったり、大なり小なり人の目には見えないけれど何かを抱えて生きている。生きていることは震えるほど怖いことだなぁと。痛いことだなぁと。
最も大切なものを捨てなければならなかった彼の想いとか、目の前から消えていくものほど美しいというフレーズとか色々考えさせられました。
あとは監督ならではの自然描写が良かったです。風や木々、鳥たちの音などや撮り方がいかにも私自身がその場にいるような感覚を受けました。
平日の夜おひとりさま映画はいいなぁ。
贅沢な時間でした。