3月6日 「今日のニュース」 オシッコが生み出す電気 | 今日は何の日:連想ゲーム?底抜け脱線ゲーム?

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3月6日

東日本大震災から間もなく4年。
ニュースでは福島原発からの汚染水流出問題が取り上げられています。
東京電力のいい加減さには怒り心頭です。

さらに、これほど原発の危険性が明白なのに、原発再稼働を目論む政府と原発関係者にはあきれ果てますね。世界で唯一、原爆と原発で人々が放射能に晒された国、日本。脱原子力に率先すべきなのに、逆方向へ邁進する日本。こんなんでいいの?

これからは脱原子力・脱化石燃料が世界の潮流になって行くべきです。
その一翼を担うことが期待される意外な電力供給源を紹介します。


日本ではまだ報道されていなかったり、これからも報道されないであろうニュースを紹介する「今日のニュース」の時間です。

今日もアメリカ版Yahoo!からのニュースから


< Pee-powered "green" toilet to light up refugee camps >

難民キャンプを照らすオシッコパワーによるエコトイレ」



オシッコパワー? エコトイレ?
聞いたことのない単語なので何のことかわかりません


オシッコを利用して電気を生み出すトイレは携帯電話を充電することができます。まもなく英国の学生たちによって試験運転された後に、難民キャンプの暗がりに灯りを点けることになります。

そもそも、オシッコからどうやって電気が生まれるんだろう?
トイレで携帯を充電できるなら便利だね。個室内で用をたしながら充電が可能になるのかな?「使用中」に代わって「充電中」と表示が出るようになるかもね。
なにはともあれ、難民キャンプに灯りが点くのは良いことです。

        

世界的な救済機関OxfamとWest of England 大学のコラボレーションの結果、最先端のトイレはオシッコを餌にして電気に変える微生物を利用します。


Oxfamというのは、貧困と不正を根絶するために100か国以上で活動している団体で、オックスフォード大学の関係者によって1942年に設立されたそうです。
オシッコから電気の秘密がわかりましたね。微生物を使うんです。
何を使って電気を発生させるかはわかりましたが、その仕組みは教えてくれません。
企業秘密なんでしょうか?



「難民キャンプで生きていくのは大変ですが、さらに夜間の闇夜で犯罪に巻き込まれる怖れすらあるんです。」Oxfanの水衛生担当の責任者 Andy Bastableが言います。


世界には難民が5000万人以上いるそうです。様々な理由で祖国を追われ、明日を生きる糧にも不自由している人たち。気の毒ですね。
当然、難民の集まるキャンプでは貧しさ故の犯罪が起きやすい環境です。
電気が通っていない地区では夜間は闇が広がります。そこに灯りが点れば犯罪の抑制につながりますね。



「電気トイレ第1号は6か月以内に難民キャンプに搬送される予定です。そして点検後、まず難民キャンプを中心に運用を広めていき、いずれ電気のない他の地域に広げるつもりです。」


スイッチをひねれば照明が点灯するような環境で暮らす人々にはピンとこないようですが、電力の乏しい地域に暮らす人たちには朗報ですね。
あと半年ほどで、そのようなトイレが実用化されるというのは驚きです。



「この科学技術はまさに環境保護です。化石燃料を使う必要が無く、廃棄物を有効利用することになります。しかも、いくらでも供給されます。」Bristol BioEnergy Centerの取締役でトイレ開発チームのリーダーIoannis Ireopoulosが言います。


このトイレの素晴らしい点は、CO2を発生させない事、利用価値がなくて捨てられるモノを再利用していることですね。
オシッコが無くなることは絶対にないわけで、永遠に電気が供給されることになります。



Bastable氏とIreopoulos氏は言います。「必要なのは大量のオシッコなのですが、この技術を継続していくのに重要なのは、援助機関が現場でトイレを利用することを実用化することなんです。


エコトイレが机上の空論にならないように、使うことが重要です。
実際に優れた技術でも、それを必要とされなければ消えてしまいます。
先日見たテレビで、今話題の3Dプリンターが1980年代に開発された頃、全く注目されなかったという事実を開発者の日本人が話していました。話がそれましたね・・・。



「1個の微生物燃料電池は製造に約1ポンド(=2ドル)かかります。この実験のために作成したデモ製品のような小さなユニットはセットアップに600ポンドしかかからないと考えています。それはこの技術にとっては重大なことです。」Ieropoulos氏は言います。


微生物が有機物を分解する際に電気を作るのが微生物燃料電池。エコトイレとの違いが説明されていないので良くわかりませんが、エコトイレは安く上がるという事ですね



試作トイレはWest of England大学の学生酒場の近くに設置されて学生たちによってテストがうまくいっています。学生たちは電球に灯りが灯る十分な電力が作り出されることに気づくようになっています。

学生たちがたくさんビールを飲んでたくさんオシッコをすれば、作られる電気は多くなります。自分のオシッコで電気が生まれると知れば、学生たちもテンションが上がるでしょう。


写真がこれ。意外とチャチな印象を受けますが、外観がポップアートな感じで若者受けしそうです。


以上、ニュースをお伝えしました。


微生物の中には病気の元となる危険なヤツがたくさんいます。
そうかと思えば、味噌・醤油・日本酒・納豆のように食べ物を美味しくする微生物もいます。
そして電気まで生み出す微生物の登場です。
人類と微生物は互いに利用し合う関係にあるんですね。
将来的に、もっと有益な微生物が見つかることを期待しましょう