12月22日 「今日のChu-tarou」 横浜美術館 | 今日は何の日:連想ゲーム?底抜け脱線ゲーム?

今日は何の日:連想ゲーム?底抜け脱線ゲーム?

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12月22日

昨日の横浜2日目。
カミさんが仕事の間、横浜美術館に行ってきました。

出張で横浜に来るたびに、見ていきたいと思いつつ、時間がなくていつも断念してました。
今日は1時間余りの時間を絵画鑑賞にあてることができました。
とても美しい美術館です。

現在、開設25周年記念で『ホイッスラー展』が絶賛開催中です。
既に9月に京都で開催されていた模様です。

ジェームズ・マクニール・ホイッスラー
1834年アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。
写実主義に始まり、ヨーロッパに渡った後、日本美術と出会い「ジャポニスム」という浮世絵などのコンセプトを取り入れる日本趣味の潮流の代表的画家になりました。

ホイッスラー、知らない画家でした。
絵を語れるほど知識はないのですが、実際に絵を見ると写実主義というだけあってデッサンの素晴らしさには驚きました。
人物画のモデルとして一般人から家族や妻まで多種多彩。
愛人までもが登場しています。現場で鉢合わせということはなかったのでしょうか?

ライム・リジスの小さなバラ
詳細は忘れましたが、どこかの市長さんの娘を描いた作品。
写真では伝わりませんが、今回の展示の中でダントツで生き生きと表現された人物画です。


風景画もいい味があります。

ブルターニュ海岸(ひとり潮汐にの)
三陸海岸で休んでいる ”あまちゃん” じゃありませんよ。
リアルに描いてますね~。この細かさは完全主義者に違いない。


そうかと思えば

肌色と緑色の黄昏:バルパライソ
黄昏どきの光が微妙に変化していく様子を描いてるんです。
印象が全く違いますが、それぞれの瞬間を完全に表現しようとした結果なんでしょうね。


浮世絵の影響を受けた事が紹介されていました。


『ノクターン:青と金色-オールド・バターシー・ブリッジ』
西洋の画法にはなかった斬新な構図が採り入れられた事がわかります。
右は歌川広重の「名所江戸百景」のうちの『京橋竹がし』
対比すると、橋げたや小船と船頭さんなど多くの共通点が見つかりますね。


ホイッスラー展は予想以上に楽しめました。
(写真はすべて横浜美術館のHPから)


同時に開催されていた「横浜美術館コレクション展2014年度第2期」

光と影をテーマに展示されていました。
「明治の広重」とも称される小林清親による木版画 『隅田川夜』 が使われています。
木版画というのは光と影の表現が豊かですね。彼の木版画の作品は非常に気に入りました。画集が欲しくなりました。


みなとみらいはクリスマスムード満点。
あちらこちら電飾と飾り物で一杯です。
オッサンがワクワクして写真を撮るのも恥ずかしいので、ひっそり一枚撮影。

カップルも見とれています。
都会の年末は華やかですなあ。ツリーもデカい。

また来年来ようかなあ