グローバル・ネクストリーダーズフォーラムのブログ

東京大学を中心とした学生団体「グローバル・ネクストリーダーズフォーラム」では、世界10カ国から学生や教員を招き国際会議を開いています。2011年から2014年まで、東京、チュニジア、ブルガリアでの開催を成功させてきました。2015年度は「平和」をテーマにして開催します。


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GNLF広報課長を務めさせて頂いております東京大学3年の照下真女です。久しぶりに、おそらく昨年の本会議ぶりに執筆いたします。現在はスイスのジュネーブ大学に1年間交換留学しており、今回も日本運営委員会とは別に1人でスイスからチュニジアへ向かい現地合流しました。久しぶりに仲間たちと過ごした1週間は本当に実り多きものでした。


さて、本会議5日目のことについて書きたいと思います。

この日がセッションを行う日としては最後の日でした。

スケジュールとしては、キルギスタンの教授によるガバナンスセッション3~Mr.Nadhmi Zouaghiによるリーダーシップレクチャー~ザーラシティ観光という流れでした。以下詳しくお伝えして行きたいと思います。

 

Governance Session3(Governance Failure and Good Governance Lecturer : Ms. Jamilya Biialinova from Kyrgyzstan)


この日最初はキルギスタンの教授による「ガバナンスの失敗とグッドガバナンス」をテーマにしたレクチャーでした。
まず最初にガバナンスとは何かについて世界銀行やUNDPなどで用いられているガバナンスの定義を用いながら大まかな外観を掴んだ後、実際にガバナンスがどのように行われているかについてアメリカとEUの例にした説明がありました。アメリカにおけるガバナンスが国と民間の結びつきが強く、協同して意思決定(decision making)を行うものであるのに対し、EUにおけるガバナンスは多様なレベルで行われており、国家のレベルにおいてもヨーロッパレベルにおいてもその参加国の強力なネットワーク、政策のレベルのいたるところで公共と民間の両アクターに結びついたネットワークが意思決定に結びつくものである、などといった相違点があると説明を受けました。


ガバナンスがどのようなものであるか外観のような形で説明が行われた後、次に実際にキルギスタンを事例にガバナンスの失敗について考えて行きました。ソ連からの独立後、経済システムの崩壊から国民の貧困、闇市場の助長、債務の増加へと連鎖し、そしてそれらキルギスタンが経験した市場の失敗はその後、国家の失敗につながったこと。そして大統領の権限が強く、一部が権力を掌握していた国家に対して反政府運動が起こるなどガバナンスの脆弱さが未だに補強されず良好なガバナンスが行われていない現状だということ知り、経済(市場活動)と国家政策には密接で連動的な結びつきがあり、両方を良い方向へと運んで行くことは難しいことなのだと改めて思いました。では、理想的な良いガバナンス(good governance)とはどのようなもののでしょうか?

キルギスの教授によると、資本主義市場も政府もどちらにもガバナンスにおいて合理性があり—前者には手続きの合理性(procedural rationality)、後者には実質的な合理性(substantiverationality)—両者の間で良好な関係を保つには、両者間の情報交換を活発にし、対話を行うことで連帯を強めコンセンサスと相互理解を図っていく必要があるということでした。


最後にグローバリゼーションが進む現代において、ガバナンスの失敗につながりうるグローバルリスクのファクターにはどのようなものがあるのかについてまとめたショートムービーを見ました。400を越えるファクターが編み目をなすようにして相互に結びついており、さらに未知のファクターも考えられること。その代表例として日本の3.11東日本大震災を境に起きた原発問題とそれめぐる政府の揺らぎが挙げられており、見ていた私は少しドキッとしてしまう内容のものでしたが、いかなる企業もコミュニティーも国も協力して問題解決を行っていくべきだということを示唆する非常に分かり易い構成のビデオでした。

教授からのまとめには、市場も国家もガバナンスもすべて失敗し得るものであり、従来の解決策ではガバナンスの失敗に対して対応しきれないこと、そしてガバナンス自体に構造的な問題があり新しい解決策を利害関係者達が一緒になって話しあって模索して行くことが重要であると締めくくっていました。


以上のようなガバナンスの失敗とグッドガバナンスについてのレクチャーを受けた後各グループに分かれて与えられたテーマについてディスカッションを行いました。

私のグループではガバナンスにおける要素のジレンマについて議論を行いました。

協力(Cooperation)と競争(Competition)。包括性(Inclusiveness)と排他性(Exclusiveness)。責任(Accoutability)と効率(Efficiency)。開放(Openess)と閉鎖(Closure)。ガバメンタリティ(Govermentality[1] )と適応性(Flexibility)。e.t.c...


様々なガバナンスに関係する二項対立の要素がどのように重要であるかについて、またそれらのバランスを保つためには何が必要であるのかについてディスカッションを行うことはあまりに抽象的であり私を含めてグループ全員難しく感じていたようです。しかし抽象的なことをいかに具体的なことの例に変えて考えることで発展的な議論を行えたように思います。特に議論の中心となったのは「協力と競争」という要素についてでした。私のグループはキルギスタン、ブルガリア、日本からの学生で構成されていて、どの国も石油、天然ガス類の資源に乏しいという点において共通したものがありました。グローバルレベルにおいて、争いの背景にはいつもそのような資源の獲得をめぐった対立があり、またそれらを「持たざる国」というのはそもそも協力関係に入ること自体難しいのではないかという意見が出ました。そこで私自身の意見として、「競争」という要素は資本主義の経済システムの中に見てとれる要素であること、そして石油など天然資源を持たざる日本がグローバルレベルにおいて他の国と協力関係を築けていないことはなく、天然資源を持たなくとも、ハイレベルな技術や研究をリードしてきた「人的資源」が存在していることが他国との協力関係を築く上で重要な要素であり、つまり「競争」というファクターは常に市場主義経済の中では存在している一方で、グローバルガバナンスにおいて他国と関係を築く上では天然資源に拠らずとも“ギブアンドテイク”を行うことで協力関係が築けるので、協力と競争という二項対立は必ずしも同じ次元で存在している訳ではないという考えを伝えました。さらにそれに基づいて議論を行い、協力関係を築くにあたってもどちらか一方が自国だけの利益を追求したり、搾取的になったりしないようにするにはどうしたらよいのかということを議論しているうちに時間がきてしまい結局クリアなグループとしての結論をまとめることはできませんでした。とは言え最終的に、レクチャーの中でもあったように、協調して各アクターがグローバルガバナンスを行うにあたりそれぞれの利害の中で協力関係を築いていくには、対話を行っていくことの重要性が大きいという意見につながっていったように思います。

しかし個人的に少しディスカッションテーマが抽象的すぎて議論しにくかったとい印象を受けたので、そういったテーマをどのように議論していくかについても今後学んでいきたいと思いました。



  1. (sociology ) The organized practices (mentalities , rationalities ,techniques ) through which subjects are governed and influenced .Wiktionary

 


LeadershipLectur and Work Shop LecturerMr.NadhmiZouaghi


さてお昼を頂いた後は、今回の本会議の中で唯一テーマをガバナンスからリーダーシップへと移した、そしてセッションとしては本会議で最後となるリーダシップセッションを行いました。
始めにグループ対抗のような形でゲームを行いました。

レクチャラーが用意して組み立てたブロックのモデルを各グループから派遣された1人の代表者がよく観察し、何色のブロックがどのように使われていてどんな構造をしているのかをよく覚えてきます。

次にその代表者がグループの中で決めた1人のバイヤー役に見て来たモデルを組み立てるのに必要なブロックを伝えます。何色のブロックが何個必要か、どんな形のブロックが必要かなどです。バイヤーは口頭で伝えられたブロックを取りに行きグループに持ち帰ってきます。

さて、ここから代表者が見て来たモデルをグループ全員で協力して作っていきます。もちろん代表者以外は何を作るのかも、どんな形をしていたのかも全く分かりません。いかに代表者が自分の目で見て来たものを正確に伝えられるかが重要になってきます。

私のグループでは、バイヤーは言われた通りのブロックを全部そろえてくることが出来ました。しかし、組み立てるのは全グループの中で1番遅い結果になってしまいました。代表者が的確な指示を出さなかった訳ではありません。彼女もしっかり形を覚えていてそれをグループのメンバーに上手く伝えられるように必死でした。どうして上手く行かなかったのでしょうか。彼女1人のせいにするわけではありませんが、1番早く組み立てたグループの代表者は「確認」という作業を行っていたとレクチャラーの方は言っていました。ただ伝えるだけではなく、グループのメンバーが行う作業の過程でひとつひとつ確認する、そして大丈夫かどうかのゴーサインを出す。その後のレクチャーの中でも出てきましたが、「PDCAPlan Do Check Act)」というリーダーが取るべき行動についてゲームを通して学ぶことが出来ました。


引き続きリーダーシップを取るにあたって重要なことについてのレクチャーは続きます。ManagerLeaderの違いとは何か。AutocraticなリーダーとDemocraticなリーダのそれぞれの短所長所は何か e.t.c….

リーダーになるために必要な様々な要素や条件を学んだその中でも私が1番面白いなと思ったのは、「GEMBA leadership」というリーダーシップの在り方です。講師はチュニジア出身の方でしたが、日本語の「GEMBA(現場)」という言葉を使ってGemba leadershipの重要性を説いていました。私は日本語にある「現場主義」という言葉を使われていることに日本人として嬉しく思うと同時に、それが現在の日本ではあまり発揮されていないことに対して恥ずかしくも感じました。東日本大震災以降ますます現場主義の行動、リーダーシップの発揮が求められている一方でなかなか行われていない現状。いくら情報化が進んでいようと、実際に自分の目で現場を見てその現場の人の声を聞いて、何が必要であるのか、どういう政策を行わなければならないのかを考えていかなければ、現場から離れた場所でいくら政策決定を行っても改善していくのは難しいと改めて思いました。


そして心に残っているレクチャラーの言葉があります。

L’importantdans la vie, c’est de quelle manière tu te perçois.
直訳すれば、「人生で大事なこと、それはどうやって自分自身を認識するかである。」という感じになるのでしょうか。弱冠二十歳の自分は、時に自分を過信したり過小評価したり、時に周りからの評価を気にしたり鵜呑みにしたりと、自分自身をなかなか確立して見つめ直すことが出来ないときがあります。しかし、講義で学んだようなリーダーになるための素質のうち自分はどんなものがあってどんなものが欠けているのか、どういうタイプのリーダーであるのかをきちんと認識していなければ、自分がなりたいと思う人間になれるはずがありません。色んな話を聞いて知識を得ることも大切ですが、今の自分を見つめ直して自分の過不足を確かめていく大切さも改めてこの言葉から学ぶことが出来ました。



VisitingZahra city

さてリーダーシップセッションが終わった後、一同バスに乗り込みザーラシティへと向かいました。

ザーラーシティとは観光複合施設のようなもので、観光政策に力を入れているチュニジアが数年前に国家の威信をかけて作った施設だそうです。

そんな大仰なと思うかもしれませんが、実際訪れてみるとなるほど国家の威信ここにありきと思えるほど素晴らしい観光施設でした。


広大な敷地には
チュニジアの遥か昔の風景を思い出させるようチュニジア(マグレブ地域)の伝統的な衣装を身にまとったスタッフたち、ラクダ、昔のチュニジアの住まいが多くあり、チュニジアの伝統的な村の生活を実際に入って体験することができました。
写真付きで振り返りたいと思います。

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民族衣装を来たお姉さんが素敵な踊りで迎えてくれます。



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伝統的な釜焼きパンの実演や毛糸紡ぎの実演などもあり人々の暮らしの様子がよく分かります。



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ザーラシティ内のいたるところでロバや馬に触れ合ったり、実際に載ったりすることが出来ました。
我らが会頭も大好きな馬に乗ることが出来てご満悦の様子。



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伝統的な結婚式を実際に真似することのできるブースへ。
一体どんな感じなのだろうと観客席から見守っていると、あれ?何やらどこかで見たことのある顔がたくさんあるではありませんか!
なんとGNLFの参加者たちが衣装を着替え伝統的な結婚式の演舞に参加していたのです!
みんな楽しそうに踊ったり手を叩いたりしていて(見ていてとっても)愉快でした。笑

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若者のすべて的な1枚。笑


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場所を移しディナータイムです。
何百人も入ることの出来る大きな宴会場でチュニジアの伝統料理を頂きました。
熱々のクスクスはとくに美味しかったです。
また会場の中央には舞台があり、食事の間綺麗な踊り子さん達がアラビアンな音楽にあわせて美しく舞う姿を楽しむことが出来ました。

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GNLFの参加者の一部も一緒に舞台に上がって踊っていました!
(見ていて)とても面白かったです。

おいしい食事を頂いた後は巨大なスタジアムのようなところに移動しました。
本当に広くて何が始まるのだろうとわくわくしていると、会場が暗くなり現れたのはレーザー光による光のエンターショー。言葉では伝えにくいのですが、科学技術の分野にも力を入れているチュニジアならではとあまりの迫力とすごさに圧巻されました。
そしてお芝居が始まっていきます。
映像と音楽と光を駆使したお芝居は、ベルベル人のころからフランス領から独立し現在に至るまでの約3000年のチュニジアの歴史のストーリーでした。
カルタゴ戦争のシーンでは実際に何十頭の馬に乗った兵士たちが戦ったり、松明や弓矢を投げやったりと迫力満載のショーでした。
また、チュニジア委員会のほとんどもザーラシティを訪れるのは初めてだったようで自分たちの国の歴史のショーを他の参加者と同じくらい楽しんで鑑賞していました。
フランスから独立したシーンではチュニジアの国歌が流れたのですが、チュニジア人は全員その場に起立し国歌を斉唱していました。
先のジャスミン革命から1年。これからのチュニジアを背負って立つチュニジア委員会の勇姿と溢れんばかりの愛国心を目の当たりにしてその姿にも感動してしまいました。

残念ながらショーの写真はないのですが、観客席で撮った1枚。
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以上です。5日目は内容がてんこもりの1日だったので、とても長くなってしまいました。
もうGNLFの本会議も次の日が最終日ということでその日の様子は蒲地さんに紹介してもらいたいと思います。











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メンバーシップの杉原です!
今回は四日目の報告であります。では、ブログ更新、いっきまーす。

四日目の概観としては:
①Governance Session1(Dr. RihamBahi(エジプト))
②Governance Session2(Dr. SefaliBalsari-Shah(インド))
③特別Session(Ms. Shirley(南アフリカ))

ご覧の通り、この日はセッション三連続と、なかなかハードな日でした。多少の時差ボケとも戦いつつ(笑)、参加者・運営者共にGNLFの醍醐味ともいえるセッションに精を出しました。前日の観光とはうって変わって、エコノミークラス症候群になるのではないか……?と思うほどの長い時間、座り続けました。
来年はもう少し均等に分散させても良いかと思います(@_@;)

①Governance Session1
エジプトの教授による、ガバナンスアウトラインについてのレクチャでした。
エジプトでの革命を実際に経験しているからか、ガバナンスというテーマに対しての強い意思を感じました。月並みですが、私の実感です。またフェミニズム的側面や、エジプトにおける政治参加層多様化の実現から、ガバナンスのアクターというものにも注目していました。
教授だけでなく、エジプトの生徒の方も熱を帯びており、国民の中でのガバナンス、とりわけ政治に対しての通底意識のようなものを感じました。
*豆コメント:
エジプトのNihalと話していて、エジプトでは最近でも国民の40%が文盲だと聞きました。識字は日本ではもはや当たり前のようですが、ガバナンスに参加するための根本条件であることを再認識しました。

②Governance Session2
インドからの教授は専攻がイギリス文学ということで、ガバナンスとどのように結び付けるのか…と思っていましたが、シェイクスピア作品の登場人物の言葉や行動から、ガバナンスの精神的・哲学的要素を分析しておりユニークでした。
締めくくりとしての「ガバナンスにおいて、人間の善の部分に期待することはただの綺麗事だろうか?」という投げかけは、このレクチャの特徴を象徴しているように思いました。個人的にはこれを政治においても適用しようとしましたが、インドのLizannとの会話において、彼女は政治とガバナンスをはっきりと区別しており、自分の認識に新たな視点を導入することが出来ました。

③特別Session
予定していたセッションが事情によりキャンセルになり、急遽挿入することになったのが南アフリカの教授によるレクチャでした。比較的短いレクチャでしたが、心理学をベースにガバナンスを捉えようとしており、学生の側からも「もっと聞きたかった」という声が多かったです。
印象的だったのは、「人間というものは、自分の利益が増す喜びだけで満足するとは限らず、他者の利益が減ることによってその喜びが増幅する」という指摘。こういった、良くも悪くも複雑な心理を持つ人間がガバナンスのアクターであることと、Session2でのインドの教授の言葉は、私の中でこれから消化していかなければなりません。


…ほぅ…終わった…。

私にとって長い一日でしたが、それはどの参加者にとっても同じこと。私はインドの学生Janaviと同じ部屋ですが、二人でベッドに寝転びながら「長い一日だったぜ…」という思いを共有しました。そこにLizannが訪ねてきて(インドコミュニティー(・ω・)/)年頃の女子が3人でベッドに寝転びながら、インドのお菓子を頬張っては談話する、という安らかな時間を過ごしました。インドのお菓子、おいしいんですよ…止まらないんですよ…。夕飯前なのに…。
インドと日本の若者の日常や(飲み過ぎての失態は万国共通のようですね)、学生生活について話もすれば、歴史について話もし(インド独立における混乱や南京大虐殺etc.)、等身大の幸せな時間を過ごせました。
ちなみに、日本の大学受験における詰め込みは賛否両論ですが、世界史に関しては、やっていて損はないというのが私の実感です。

この後、夕食にクスクスが出ているという情報を得た私は、8:40に部屋を駆け出し9:00の終了間際に滑り込みました。
おいしかったですが、インドのお菓子という前科に引け目を感じ、早々に切り上げました!

ではでは、次の人へバトンターッチ☆
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こんにちは!パートナーシップ局の伊東裕章です。

今日は本会議3日目、観光の日について振り返って書いてみます。
この日は1日観光の日ということで、スースからチュニジアの首都チュニスまでバスに揺られつつ移動し、様々な場所を巡りました。

まず最初にモザイク壁画では世界一と名高いバルドー美術館に向かいました。モザイクとはいうものの、遠目には普通の絵画と変わらないほどの緻密さで描かれており、バラエティに富んだ数々のモザイクアートに思わず感嘆のため息。

モザイク画は通常、モザイク壁画というと幾何学模様を描いた物が一般的らしいのですがここでは人や動物を描いたものが多かった気がします。また、この美術館、もともと宮殿だったものを改装して作られた物らしく、天井や床にまでモザイクアートがびっしりのところも。圧巻の眺めでした。
$グローバル・ネクストリーダーズフォーラム日本委員会のブログ-天井

午後はチュニスの東岸に位置し世界遺産にも登録されているカルタゴ遺跡へ。
僕は理系で世界史を履修していないと言うこともあり、海外に観光に行くときはその国の歴史や観光スポットについてしっかり調べて行くのですが、今回は会議準備や英語の勉強に時間をとられ、あまり多くは学ぶことができませんでした。そのためかガイドの方の話もただの知識になってしまった部分もあり、少し後悔が残りました。
$グローバル・ネクストリーダーズフォーラム日本委員会のブログ-カルタゴ遺跡

カルタゴ遺跡を観終わった後は、シディ・ブ・サイドという町の観光をしました。カルタゴとチュニス湾を見下ろす位置にあるこの町は、石畳の坂道に白壁の街並み、チュニジアブルーのドアや手すりで、とても美しい景観を誇っており、青い空の映える景色に心洗われる気分でした。
$グローバル・ネクストリーダーズフォーラム日本委員会のブログ

シディ・ブ・サイドには多くのお土産屋さんがあったのですが、お店の品物には基本的に値札が付いていません。しかも店員さんに聞いてみると日本でも高すぎるであろう値段をふっかけられます。どうやら、ここら辺では多くのお店において店員さんとの交渉で値段が決まるらしいのです。ただこの交渉、結構難しい…相手は値段をふっかけてきた後、こちらにいくらなら買うかを聞いてくるのですが、そこでチュニジアの物価でも安すぎるであろう価格をいったら、それなら売らん、と相手にされません。

買う気を見せられるなるべく安い価格を提案し、どうにか相手に妥協させる。長々交渉していると店員さんの家族の話も聞けたりなど、日本では絶対できないであろうコミュニケーションを楽しむことができました。

シディ・ブ・サイドの観光後はバスでホテルへと戻り、ミーティングと次の日のセッションの準備・確認を終えた後、眠りにつきました。
参加者、運営共々、長旅に慣れない食事、英語でのコミュニケーションによって疲れが溜まっていた面もあると思うのですが、そんな疲れもリフレッシュすることができた気がします。

3日目の記録は以上です。次はいよいよ本格的にガバナンスのセッションが始まる4日目です!
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こんばんは、ようやく時差ボケが取れてきたプログラム局の高橋遼平です。

今回は本会議二日目の様子についてレポートしていきたいと思います。
向山が書いた通り一日目に参加者が集まり本会議がスタートしたわけですが、この二日目からSessionが始まることを考えるとこの日が真の初日と言えるかもしれません。二日目のラインナップは以下の通り。
午前:Opening Ceremony
午後:総合Session
夜 :Culture Party

①Opening Ceremony
この本会議の始まりを告げるOpening Ceremonyの準備は全てチュニジア委員会に任されていたので、コンテンツをほとんど知らなかった私はとてもドキドキしておりました。気になる内容はと言うと、チュニジア委員会代表のZeinebの挨拶から始まり、われらが日本委員会の会頭田渕寛次朗の感動的スピーチ、そして各国大使館からいらした方のスピーチと鳥肌もののスピーチが続きました。その後のフリートークでは各国からの参加者と会話。参加者を空港に迎えに行っていない私にとってはここで各国参加者との距離がぐっと近づいた気がします。その中でも記憶に残っている話を一つ紹介させていただきます。それはキルギスタンからの参加者Zhyldyzとの会話。彼女は大学でのレポートで東アジアの領土問題についてのレポートを書いたらしく話もその方向に。彼女曰く、当事者がそれぞれ異なる根拠を挙げてそれらをぶつけ合って議論しているからいつまでも解決しないのではないか、とのこと。逆に彼女から日本人はこの問題についてどう考えているのかと問われたときに、私は答えに窮してしまい、時事問題に対する認識の薄さを痛感させられてしまった。
そんなこんなで楽しかったOpening Ceremonyはあっという間に終わってしまいました。どうでもいい話ですが、会場で出てきたオレンジジュースは今までの人生で飲んだ中で最もおいしかった…

②総合Session
本会議の要であるSessionの一発目は、BulgariaのLyubov Grigorova教授による国際平和維持に関するレクチャーでした。第一部ではPKOの活動に焦点を置き、これを担う国際的アクターについての議論が行われました。第二部では、地域協力と紛争後開発におけるいくつかのプロジェクトを検討しつつ、地域的・国際的主体に対する推奨されうる政策のいくつかを概観しました。講義そのものも非常に刺激的だったのですが、何より私が心を打たれたのはディスカッションのまとめ発表で南アフリカからのMs.Qurayshaが話した内容でした。R2Pを巡る議論の中で、どのような人道的大義名分も特定の国の価値観の上に構成されており、各国からの利害からは逃れられないという趣旨の発言でした。私は感動のあまりこの日の夜に弟子入りし、今でも課題を頂いてそれに対する自分の見解を述べることで国際的視野を養おうと頑張っております。


③Culture Party
各国参加者が各々の国の民族衣装を着て集まるCulture Party。私たち日本委員会も浴衣、甚平を着て参加しました。各国参加者が順に舞台に立って衣装を説明するのですが、参加国は普段私たちが馴染みのない国々、どの民族衣装もすごく新鮮でした。特に印象に残ったのはエジプト参加者のNihalの衣装。緑の長いロングスカートのようなものを身にまとい、女の子が寝るときにかぶりそうな帽子(あくまでも私のイメージですが…)をかぶるというスタイル。短絡的な考え方ですが、エジプトとチュニジアは距離的にも文化的にも近しいものがあるので民族衣装も似ていると思っていたら全然違ったのでちょっぴり衝撃。また、チュニジア委員会のRihabによると、チュニジアで民族衣装を着ることは非常に稀で、彼女自身民族衣装に袖を通したのは初めてだったそうな。色眼鏡で見てしまっているかもしれませんが、やっぱ日本委員会の浴衣は人気が高かったように思えます。杉原が日本人は夏に浴衣を着てデートする、と説明したところ、参加者から「浴衣を着てる君たちには彼氏(彼女)がいるんだね?」という質問に対して何人かの表情が引きつったのはここだけの秘密です。


さて、イベントもりだくさんの二日目が終わりました。この日私が強く感じたのは、「日本」に対する知識の少なさです。参加者に、東日本大震災後の日本について、原子力発電所の是非などから甚平の歴史に至るまでさまざまなことを尋ねられましたが、自信を持って答えることは出来ませんでした。私は本会議に参加するに当たって、各国参加者からその国の事情をありのままに聞きたい、と思っていましたが、それが自分の糧となるのは自国の状況を把握して明確な比較軸を持った上でのことであると痛感させられました。そんなことを考えているうちにチュニジアの夜は更けていくのでした。

次回は本会議3日目、観光日の記録となります。乞うご期待!!
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こんばんは、メンバーシップ局の向山直佑(むこやまなおすけ)です。
今回が二回目の執筆になります。

今日はタイトルの通り、本会議の一日目について書くことにしたいと思います。
前回安井が書いてくれた通り、チュニジア委員会メンバーともある程度打ち解け、いよいよ本会議に向けて気持ちが高ぶってきた私達ですが、実際のところ本会議が動き出すことに関して不安も多々ありました。
必要書類の印刷など、まだ解決しきっていない課題も残っており、10月1日は一部の人達は夜遅くまで作業していたように思います。
私はといえば、翌日の朝が早かったため必要な仕事を終えた後は早く就寝しました。
振り返ってみれば、会議中は毎日がとてもタフであったためかベッドに横になってから眠りに落ちるまでの時間の短さ・眠りの深さは異常な程でした。そのようなことも早くも少し懐かしく思われる今日この頃です。

少し逸れましたが、翌日10月2日の朝が早いのには理由がありました。
メンバーシップ局(各国大学・参加者との折衝を行う局)の私と杉原は、翌日チュニジア側の2人と空港まで参加者を迎えに行くという大切な役目があったのです。というのも、会議が行われるスースは、首都で空港のあるチュニスとは電車で1時間以上、車なら2時間近くの距離があるため、バスによって参加者をスースに連れてくる必要があったのです。

さて私達2人は、午前8時過ぎにはチュニジアメンバーと合流し、電車でスース駅からチュニス駅へ、そしてタクシーで空港へと向かいました。ホテルに残った他のメンバーは、必要書類の印刷や部屋の手配など、沢山の仕事に追われていたことと思います。
道中チュニジア委員会メンバーから彼らが作ったGNLF2012Tシャツをもらい、そのデザインに酔いしれ気持ちが高まりました。主に法・政治系の学生で構成されている日本メンバーとは対照的に工学系学生で構成されているからか、チュニジア委員会は広報やグッズ作りに関して秀でていたように思います。
Tシャツ・ステッカー・ホームページなど、彼らのスキルに感心させられることは多々ありました。逆に私達の方が得意だと思うことも多くあり、その意味ではうまく住み分けが出来ていたのかも知れませんね。
そして空港に着いたのが12時頃、そこでチュニジア委員会顧問のマルズキ先生とチュニス在住の2人のチュニジアメンバー、そしてスイスに留学中のメンバー・照下と合流し、参加者を待つ体制に入りました。

そして・・・。私達のときは空港に到着してから荷物が出てくるまで非常に時間がかかりいらいらしたものでしたが、なんと到着予定時刻からまもなく、インド・ブルガリア・南アフリカの参加者が到着しました。
最初の参加者たちを目にした時の心の高鳴りは、今でも覚えています。

そして第二陣としてキルギス・エジプトの参加者もつつがなく到着したのですが、残る日本人一般参加者の2人が待てども待てども来ないのです。
電話もしてみたのですが繋がらず、何かあったのかと不安になりましたが、あまり他の参加者を待たせるのも悪いと先にバスに移動してもらうことにしました。そしてあらかたバスへの乗り込みが完了したころ、やっと2人が到着しました。これで全員が集合し、晴れてスースに向かうことができます。

バスに揺られ始めると、ロングフライトの疲れが出たのか何人かの参加者は眠りはじめましたが、一方で早速自己紹介をしてコミュニケーションを図る人たちも居ました。
私も隣に座っていたインド人の参加者と他愛もない話を少ししましたが、日本語でもそうですが初対面の相手とのコミュニケーションというのは「こんなどうでもいいことを話していいのかな」などという躊躇いは捨てて、とにかく何か話してみるということが重要だと思います。相手もまず「つまらない話をするな」と初対面で思うことはないでしょう。私が今回感じたのは、どういうわけか母語ではない英語では、普段日本語ではやっぱりやめようと思ってしまうようなことでもあまり躊躇わずに言えるということです。
それは「この料理おいしいね」とかいう他愛のない話もそうですが、「格差についてどう思う?」とか日常では話さないようなことも、1週間という短い期間しか与えられていない私達は急ぐように話すことができた場合がありました。また非ネイティブ同士の英会話というのは、ネイティブに対するそれよりやはり少し気楽なものでした。

本題に戻ると、途中休憩を挟みながらホテルに到着したのは記憶は曖昧ですがたしか16時台だったと思います。参加者がバスを降りると同時に日本人・チュニジア人のメンバーがお出迎えです。ここが彼らの初対面だったわけですね。

しかしこの後部屋の割り振りに関する手違いもあり、参加者全員を部屋に送ることができたのは1時間ほど経ってからで、皆かなり疲れてしまいました。
とはいってもまだその日は終わりません。全員揃っての食事の後、ホールで全員が自己紹介をしました。その後チュニジア・本部(日本委員会)合同ミーティング、本部ミーティングをこなし、最終的に就寝したのは日付が変わるあたり、シャワーを浴びてベッドに横たわった私は一瞬で眠りに落ちました。

以上が10月2日の記録になります。次回はいよいよ本会議が動き出した10月3日です!





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