こんにちは。国内事業部のホンジョウです。
私は8月20日から10月10日まで、「外務省NGO長期スタディ・プログラム」という、日本のNGOの能力強化を目的としたプログラムの研修生としてバングラデシュに来ています。
私の研修先は三カ所あり、そのお話は後日報告したいと思いますが、今日は研修先の一つでもありグッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)の姉妹団体でもある「グッドネーバーズ・パングラデシュ(GNB)」の、ダッカ事務所の一日を紹介したいと思います。
GNBは、バングラデシュ全土の11カ所に地域開発プロジェクトをおこなう事務所を持っています。それらを取りまとめたり、GNBとしての大きな方針を立てたり、GNJPなど他の国のグッドネーバーズ事務所とのやりとりをするのがヘッドオフィス(ダッカ事務所)の役割です。
さて、ではさっそく、ヘッドオフィスの様子を見てみましょう。ヘッドオフィスは5階建てビル(アパート)の4階と5階にあります。といっても日本でいう1階はGround floorで、2階が1階です。
エレベーターもこのように0階からあり、内装は全面花柄でギンギラギンです。
8:20
ヘッドオフィスには、30人以上のスタッフが働いており、朝続々とスタッフが集まってきます。皆が揃ってきたら、オルガンと太鼓と歌でお祈りが始まります。ヘッドオフィスではキリスト教徒が多数なので、朝は聖書を読んでいますが、イスラム教のスタッフもお祈りには参加しないものの輪の中に入って一緒に聞いています。
そのあと、最初はちょっとびっくりしたのが、毎日やっているという、これです。
一人ずつ、全員と握手(男性同士はハグも)しながら相手の目を見て「バロアシー(愛してます)」と良い、輪を作ります。輪になったら全員で拳を突き出し、「バロアシ、バロアシ、ショバイケ、バロアシ(愛してます、愛してます、皆さん愛してます)」と合唱。
これでやっと朝のイベントが終わり、それぞれの部署で仕事に取りかかります。
このバロアシイベント、ジャパン事務所ではやらないのかと聞かれましたが… ちょっと想像できないですねー(笑)
チームの一体感を高めるのには良いのかもしれません。皆さんの職場でもいかがですか?
8:45
さて、お仕事タイムの始まりです。
GNBヘッドオフィスは三つの部署に分かれています。
Administration Division (管理部) :経理、人事、総務、渉外など
Sponsor Services Division(SSD,支援者サービス部):支援する子どもの情報集めと管理などOperational Division (開発事業部):開発プロジェクトやワークショップの実施
こちらはSSDの様子。
子どもの手紙を見せるSSDスタッフ
地方の事務所から届いた子どもの手紙をサポーターがいる国へ送るための作業をしていました。子どもサポーターの支援を受けているバングラデシュの子どもは14,000人以上もいるので、その子ども達のデータも膨大な量になります。
10:00
10時ごろにおやつタイムがあり、甘いチャイと軽食が出ますこれはバングラデシュでは当たり前の習慣だそうです。でも甘いミルクティーにジャムパンとは…。暑くて体力が奪われるからエネルギー補給が必要なのでしょうか?それとも単なる甘党でしょうか。
ちなみにヘッドオフィスには1時までエアコンと付けてはいけないという決まりがあり、午前中は天井に備え付けのファンで暑さを凌いでいます。
おやつタイムはひとり五分程度。リフレッシュしたらみんな仕事に戻ります。
このとき、キッチンでは既にランチの準備が始まっています。もちろんメニューはカレーで、こちらでは「トルカリ」と呼ばれています。
トルカリの下ごしらえをしているまかないスタッフ
ニンニクやスパイスのいいにおいが写真では伝えられないのが残念です。さてさて、どんなトルカリが出来るのでしょうか
このあとは、次回のブログでお知らせします。