『「ありがとう」の気持ちを忘れないこと。』 | グッドネーバーズ・ジャパンのブログ

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~世界中の子ども達に笑顔を~ 
グッドネーバーズは、世界35カ国以上で子どもの教育支援、人道開発援助、緊急支援活動に取り組む国際NGOです。

2012年3月6日 報告者:武鑓


3.11を一週間後に控え、グッドネーバーズが支援活動を行う釜石市も大槌町も何ら変わらないいつもの日々です。

「ただ静かに3.11を迎えよう・・」皆さんそう思っているのかもしれません。


今年は特に雪が多いそうで、今朝も起きたら一面銀世界でした。
もちろん寒さも半端ではありません。

この身を切る様な厳しい寒さの中襲ってきた津波。一年前も同様に寒く、雪が降っていたそうです。


私が被災地に赴任して早8カ月が過ぎました。


私は数年に渡り日本国内ではない途上国での支援を行ってきました。
赴任した国での文化や生活を全身で受けながら業務を行う。生活=仕事・・それが私にとって当たり前でした。


そして今回の支援活動も私にとって生活=仕事である事に違いはありません。
被災地に住み、被災地に通い、被災者の方々と一緒に仕事をして被災地で眠りにつく。時には余震に怯えながら活動を行ってきました。
(今このブログ記事を書いている間も小さな揺れを感じました。)


この8ヵ月色んな事があり、時には疲れて心が折れそうになる事もありました。

でも、支援する側である私がこんな風ではいけない、まず私が頑張らないと、と何度もエンジンをかけ直し今まで走ってきました。


そしてその私の心のエンジンにガソリンを入れてくれたのは

支援対象である被災者の方達であり、

現地で一緒に働く仲間であり、

遠くから駆けつけてくれるボランティアさん達であり、

東京からバックアップをしてくれる本部のスタッフであり、
被災地に行くという私を温かく送り出してくれた私の家族であり・・・


私は今、私を取り巻く全ての人たちに支えられて今の仕事をしています。
支援をしてもらっているのは私の方かもしれません。


「まだ被災地支援は必要ですか?」

最近こんな質問を良く耳にします。


頑張る人には応援(支援)は必要だと私は思います。
人間は支えてくれる人や声がないと頑張れません。

人によって「物」が必要だだったり「お金」が必要だったり「時間」が必要だったり温かい「声」や「心」が必要だったり…

震災後1年を迎えようとしてる今はそれぞれ求める物が違いますが、未だ被災地への支援は必要です。


日に日に出し辛くなっている被災者の皆さんの声を少しでも多く拾いだし、「支援をしたい」と手を挙げてくださる方々とマッチングをし繋げていくか、それが私の今の重要な仕事であると思います。


そして私が今後仕事を続けていく上で
これからいつも心に留めておかなければいけないと思っている事があります。


それは

「ありがとう」の気持ちを忘れない事です。


とても根本的な事です。

でも、私は時々忘れてしまうのです。
最初は感謝していても、少しずつ「ありがとう」の気持ちを忘れてしまいます。


受け入れてもらえることが当たり前、してもらう事が当たり前、場所を与えてもらえている事が当たり前・・・


決してそうではありません。皆が支えてくれています。当たり前の事ではないのです。


これからもこの事をしっかり肝に銘じて被災地での活動を続けていこうと思います。


そして、支援をして下さる方、被災者の皆さんの「ありがとう」の気持ちも大きく繋げ、人の輪を広げより速い「復興」へのお手伝いができたらと思います。


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お世話になっている八幡商店の皆さんと

グッドネーバーズ・ジャパンは来年度も被災地での活動を続けていきます。

今後共、皆さんからの温かいご支援、ご声援を頂ければ幸いです。


今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。



グッドネーバーズ・ジャパン岩手事務所
武鑓史恵