さて、Ciudat de Valenciaにて昨夜はレバンテの試合を観戦。
相手は、エメリ率いるセビージャ。
ミチェル解任後に就任したエメリ監督。やはりセットプレーの巧みさには目を見張りました。
結果は1-0でレバンテが勝利。
元バレンシアのカンテラーノ、ルベン・ガルシアの大活躍で幕を閉じました。
昨日のMVPは間違いなく彼。ルベン・ガルシア。
ミチェルのための作り方は、バレンシアに必要。
Levante-Sevilla por Superdeporte
≪サイドの使い方の違いから生まれた得点と無得点。≫
レバンテとセビージャを見比べた時、お互いの共通する点がサイド攻撃。
昨夜のレバンテのフォーメーション。
レバンテ
レバンテの基本は、堅い守備。
厚い二層の壁が相手の攻撃を阻み、前線で待ち構えるFWは味方の攻め上がりを待ち、ボールを死守。
よくあるカウンターのお手本のようなチーム。
シンプル且つ基本に忠実なため非常に見応えがある。
中央でのボール奪取時にはクリアを第一にし、サイドに相手を誘い込んで奪った時点で、レバンテのカウンターは始動。
ボールと逆側のWGとSBが一気にギアを入れてサイドに大きく展開。
一方、奪ったサイドは天秤のように守備への対応を考え一枚残し。
大ベテランの必死な姿にはぐっと来ます。
これが成立するのがタメを作れるFWとトップ下の存在。
新加入のアックアフレスカの体躯を生かしたタメとミチェルの足元の技術を生かしたタメ。
カリアリで活躍するもその後は鳴かず飛ばず。アタランタ、ジェノア、ボローニャでの雪辱はレバンテで。
時間を作れる選手の存在がサイドが生きる理由。
また、ボールを外→中→外と動かすため相手の守備陣に連動性を確率させない辺りも巧み。
逆にセビージャは、FWがサイドに行き過ぎるため、肝心のサイド攻撃までの流れが作れず府肝炎燃焼気味の攻撃がほとんど。
ヘスス・ナバスが左サイドにいたことでクロスの供給源も減少し、中途半端な攻めに。
バレンシア時代と同じくFWが外に流れるのがエメリは好きなのだろうか.....
アメリカに経ったマルティンス。
一人で局面を打開できる黒人選手が所属した近年では、珍しいくらいにFWがシュートシーンに絡めていなかった昨夜の試合。
しかし、マルティンスが去った今、新たなレバンテの形が生まれようとしているのかもしれない。
得点シーンは、ほぼルベンの技術頼み。難しい浮き球をうまくコントロール。
Gol de Ruben Garcia