【新型コロナウイルス】の影響で、世界中で国際会議・展示会が中止・延期が発表されており、実態経済面への悪影響を覚悟しておくべきだと言えます。

〈中止〉
1)スペインのバルセロナで今月開催される予定だった【世界最大級の通信関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)】が中止

予定来場者数 11万人
損失額 5億ドル(地元メディア)

2)横浜で開催予定であったアジア最大規模のカメラ見本市が中止

出展社数 130
予定来場者数 7万人

3)香港で開催予定の【アートバーゼル香港】が中止

〈延期〉
1)上海で4月17日から19日に掛けて開催予定であった【F1 中国グランプリ】が11月下旬(予定)に延期

これら以外にも大小の国際会議やコンベンションが中止・延期となっています。

この中止・延期はホテル、航空機、レストラン、コンベンション会場等に打撃を与えますが、世界中で、コンベンションビジネスは巨大ビジネスになっており、年間で数兆円にもなるとも言われ、アジアでは《香港、シンガポール》が最も活発に誘致・開催をしていましたが、その《香港、シンガポール》が今や壊滅的打撃を受けており、その影響ははかり知れません。

更に中国本土でも上海での《F1グランプリ》のように延期となり、資金繰りに窮して、中には倒産する業者も出てくるはずであり、その影響は世界中に広がります。










IESEビジネススクールのマイク・ローゼンバーグ准教授は、新型コロナウイルスのせいで「何万人の人が集うという考えそのものが消し飛んでしまった」と指摘。中国が引き続き新型コロナウイルスへの対応に苦闘している以上、今回の主催団体GSMAが夏に上海で開催する次の大規模会議も実現が危ういとの見方を示した。

こうした中でソニーとノキアは、MWC不参加を表明した後、オンラインで新製品の発表を行った。韓国のサムスン電子は先週、サンフランシスコの別のイベントで、折りたたみ式の新型スマートフォンを披露している。

また仏携帯電話会社オレンジのハモン・フェルナンデス最高財務責任者(CFO)は、出展を計画していた幾つかの同業者から「バルセロナに集まれないなら、パリで会議をやろう」と呼び掛けられたと打ち明けた。

スペイン自体は、今のところ新型コロナウイルスの感染者はわずか2人しか報告されていない。うち1人はカナリア諸島、もう1人はマヨルカ島にいるため、本土に限ればゼロだ。

バルセロナがあるカタルーニャ自治州政府の経済トップもロイターに、MWC中止の決定は尊重するものの、スペインに公衆衛生面で危険はないと強調した。また中止の代償として、現在の契約が切れる2023年以降もバルセロナでMWCを開催するようGSMAに働き掛けていく考えを示した。

一方、肝心の参加企業について、大手は中止のコストに耐えられても、中小企業勢は来年以降の復帰を考え直すかもしれない、とアナリストは話す。

GSMAは来年もバルセロナでMWCを開く方針を打ち出している。それでも事務局長が、出展企業のためにGSMAが加入した保険では新型コロナウイルスのようなイベントは適用対象にならないと認めると、記者団から厳しく追及される場面が見られた。

MWC中止決定に至るまでのGSMAの広報対応も問題視されている。出展見送り企業が続出して、もうすぐ中止が決まろうかという段階でもまだ、メディアに招待状を発送していた。