こんにちは!^^
カーエアコンコンプレッサー専業のジー・ローバルです。
大阪府自動車電装品整備商工組合加盟店です。
暑いです。夏です。
エアコンフル稼働です。
コンデンサー詰まり多発です。
早速のお題です。
R4型A/Cコンプレッサー。ダルマ型、小太鼓型など色々呼び名があります。
この形のA/Cコンプレッサーが搭載されている車両は
おおよそ1995年までのGMのトラック、バン、SUVです。
ここ最近はトラブルが多いです。
内部オイルがありません。
A/Cコンプレッサーが冷媒ガスを圧縮して吐出した際にオイルも出ていきます。
高圧から低圧へ冷媒ガスがめぐってオイルも一緒に戻ってきます。
ところが、高圧側ライン上で詰まりがあると冷媒ガス、オイルが戻ってきません。
戻ってこないと写真のように内部オイルは無くなってカラカラです。
異音が出ます。金属が高温で駆動するためスラッジも出ます。
エンジンオイルが欠乏しているエンジンと同じ状態です。
異音のA/Cコンプレッサー戻ってくるとだいたい内部カラカラ、
スラッジてんこ盛りです。
レシーバータンク(アキュムレーター)、オリフィス交換しても
コンデンサーの内部がしっかり洗浄できていないと上記になります。
最終の1995年式だとしても30年前の車両です。それ以前の車両だと40年近いかもです。
30年~40年間、頑張ったコンデンサーの内部を綺麗にしてあげてください。
内部汚れが取り切れない時はコンデンサー交換も視野にいれて下さい。
コンデンサーの表面温度が測定目安です。
上段、中段、下段とそれぞれ温度はことなりますが、それぞれの差は10度程度です。
10度以上異なるようであれば一番低い温度の箇所は詰まりがあります。
内部汚れとなるとレシーバータンク(アキュムレーター)、オリフィスに気が行ってしまいますが
コンデンサーお忘れなく。