うわーっ、写真みたい!!
と感心している人がよくいますが、これは写真のように見たとおりに表現できているテクニックこ驚いているので、作品の良し悪しを言っているのではないのだと思います。
 
きれいな絵と面白い絵とでは、どちらが良いのでしょうか。
たしかに写真と見まがう作品に出合うと、思わず近くに寄って見てしまうということがあります。
しかし結局そこまでで、あまり印象には残りません。
それより、線が曲がっていても、その人の個性が表れていて、印象に残る作品に出合うと、その日は何か幸せを感じ、一日得したような気がするものです。
本当に絵は不思議ですが、それが絵の面白さでもあると思います。
子供の絵が面白いのは、何も上手く見せようということは考えずに描いているからだと思います。
 
これは、言うのは簡単ですが、実際に描くには非常に大変なのです。
無理に下手に描こうとしても、それは見る人に見透かされてしまいます。自然にその人の個性が出ている作品のできることが理想だと思います。
次の絵は私の4歳ごろの作品で、結構気に入っているものです。
 
私のやっている教室でも、何人か、とても面白い絵を描く人がいます。
私としては、これがとても嬉しく、毎回作品ができるのを楽しみにしているのです。
他のメンバーにも、ぜひ参考にして刺激をもらうように話しています。
そして、これからも変に上手くならないで、面白い作品を作り続けてほしいものです。
そのことを切に祈っているのです。