こんにちは
愛知県大府市のメガネ屋・GLASS JOY 02(グラスジョイオオブ)の中村です。
当ページにお越しいただき、ありがとうございます
このブログでは、あなたのお役に立てる目やメガネの情報をお送りしています。
時々関係ないこともお話しますが、よろしければお付き合い下さいm(__)m
※当店の「理念」について書いています。はじめましての方はその思いに触れていただけると嬉しいです。
さて先日、F様という女性が「遠くのものが見づらい」とご相談にみえました。
5年前に当店で近視用のメガネをお作りしましたが、2年前に白内障手術をして遠くの景色がよく見えるようになったので、今は裸眼で過ごされています。
しかし半年前から焦点が合いにくくなったそう。
白内障は治ったのになぜでしょう?
その原因は意外にも“視線のズレ(斜視)”でした。
視線のズレは近年、中高齢の方によくみられると言われ、眼科さんでは“サギングアイ症候群”という名で診断されることがあります。
※サギングアイは目の筋肉を支える組織が、加齢変化することで支えが弱まり視線のズレを起こす、と言われています。
実際には少しダブったように見えているのを「ぼやける」と感じられる方が多いです。
他にもご自身の位置感覚が狂い、モノにぶつかることが増える方もみえます。
視線のズレなので、たとえ近視や乱視・老眼の度数を合わせても症状は改善しません。
このことが知られるようになったのはごく最近ですが、当店ではそれ以前からよく相談を受けていました。
ではF様にどのようなメガネをお作りしたのか?
それが視線のズレを整える“プリズム”という度数を加えたメガネです。
※プリズムの度数を加えることで机の線の位置が左右でズレています
わずかに乱視用の度数も入っていますが、見え方(視力)が大きく変わるわけではありません。
それよりプリズムによりズレが解消されたことの方が効果的でした。
「ぼやけずにしっかり見える」「昔の見え方に戻った!」と好評。
運転時間が長いというF様が安心して日常を送れるようになり、僕も嬉しく思います。
視線のズレは、視力だけで判定しようとしても決して見つかりません。
ズレも微小なことが多く、見過ごされがちです。
しかしそのズレが不快感となったり、危険を伴う見え方になることも少なくありません。
コロナのせいで制約のあるご時世なだけに、視界だけは鮮明に気持ちよく見えていたいもの。
ご高齢の方ほど「年だし見づらいのは仕方ない」と諦めがちですが、改善するケースも少なくありません。
お悩みの方はどうぞ相談にお越し下さい。
必要な際は眼科様の受診をお勧めさせていただきます。
ご来店をお待ちしています👋
それでは今日はこのあたりで。
お読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
GLASS JOY 02
中村響
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