今日は修士論文の仮提出後、指導教官E先生との運命のミーティングだった。その結果次第で8月末まで苦しむかどうかが決まるので。午後2時のミーティングの直前、図書館で偶然クラスメートに会ったので、論文の調子を聞くと、なんと、せっかく書き上げた重要な部分を彼の指導教官からダメだと言われ、書き直しをするように言われたらしい。もうあと2週間もないのに。ひどい話だ、と思うと同時に、自分もそう言われるんじゃないかと不安がよぎった。
緊張しながらミーティング開始。挨拶もそこそこに、「どうでしたか?」と聞いてしまった。先生曰く、「全体としてよく書けてると思うよ。」とのこと。とりあえずこの一言で最悪の事態を免れたのが分かった。ただ、章から章へのつながりに欠けるところがあるので、もう少し一貫性を増すように改善すべきとのことだった。それは確かに、自分でも少し気になるところだったので納得。そして、その修正作業自体は、たぶん1週間もあれば十分できるだろうと思う。
最後に先生が言うには、自分は来週から夏休みに入るから、これが最後のミーティングになるとのこと。ということは、修正後の完成版を先生に見せることなく、本提出ということだ。ちょっと不安ではあるが、帰り際に、「大丈夫だから気楽にね。」とニコニコしながら言っていた。その笑顔信じていいのだろうか。といって、他に信じるものもないのだけど。
それにしても、E先生に最初に会った時は、(失礼ながら)ちょっと頑固な雰囲気で、冷たい女性かなという印象をもったけど、ミーティングを重ねるにつれてお互いに慣れて来たせいか、終始笑顔で話すようになった。向こうも最初、とっつきづらそうな学生だと思っていたのかも知れないが。結果的に、今となっては、E先生が指導教官で幸運だったと感じている。あとは論文が通ればなおさら。
ということで、完成までもう一息となった。数日休息させていたエンジンを再始動して、明日から一週間でゴールに到達したい。幸い、まだなんとか燃料はありそう。