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2018.05.19  

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 ロシアが2020年の開戦に向けて準備を整えているという新たな情報が入ってきた。今年3月、ロシア・プーチン大統領が「無敵」だと評した超音速飛翔滑空兵器「アバンガード(Avangard)」の実戦投入に向けた計画が着々と進行中だというのだ。

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画像は「Daily Mail」より引用

ロシアの新兵器「アバンガード」

 今月16日の英紙「Daily Mail」によれば、ロシアは来る戦争に向けてアバンガードのテストと配備に余念がないという。匿名の情報提供者は、米国の諜報機関からこの情報を得たとしている。

 アバンガードはミサイルで打ち上げられたのちに分離し、既存の防空システムをかいくぐって音速の20倍もの速さで目標に接近、超高温(約2000度)の隕石のような火の玉となって標的を攻撃する。核ではないが恐ろしい兵器であることは間違いない。これまでに伝えられているところによると、ロシアはアバンガードの量産体制をすでに整えており、この夏にも次の試験を控えているという。これまでアバンガードの試験は2016年と2017年に3度行われており、2016年の2回のテストは成功、2017年10月のテストは失敗しているそうだ。

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画像は「Daily Mail」より引用

 今年3月、プーチン大統領が年次教書演説の中で最新鋭の大陸間弾道ミサイル「RS28(サルマト)」に触れたことはトカナでも以前お伝えした。サルマトは地球上のあらゆる場所を核攻撃可能で、しかも米国を始めとする西側諸国のミサイル防衛システムも役に立たないと豪語したのだ。軍事色の強い挑発的なメッセージに世界中が注目したばかりだが、今回のアバンガードはまさにこのサルマトに搭載できる兵器にほかならない。